お互いさまの季節
三寒四温
冬と春が
行ったり来たり
お互いさまも
行ったり来たり
春まで10歩進んで、冬まで10歩後戻り?
昨日は道内各地で気温上昇、紋別市や湧別町で17.1℃、札幌13.8℃と
2月の史上最高気温を記録、軒並み4月から6月並みの暖かさとなり、
春を通り越して初夏のような陽気に、もう大わらわ。
暖かいのは嬉しいけれど、雪解けでじゃぶじゃぶ、
幹線道路や横断歩道には大きな水たまりができるし、
住宅地の生活道路はざくざくの深いわだちで車が埋まりそうで、
これは絶対気をつけなくちゃ、と思っていたの、思ってはいたのよ。
春の陽気に誘われたわけではないのですが、
どうしても車で出かける用事があって、
もうすっかりアスファルトが出ている大きな幹線道路を選んで運転中、
うっかり目的地の駐車場入り口と出口を間違ってしまい、一旦通り過ぎて
次の信号で左折、また次の信号で左折して戻ろうとした瞬間、
あーっ!ヤバい!!!
思ったよりも狭い道で雪がざくざく、深い轍が口を開けていた!
普段はあまり通らないエリアゆえ、道幅がわからなかったのだ。
一度止まって、そろそろバックしてみる、が、むしろもっとヤバい。
あぁぁぁ・・・終わった・・・ここで立ち往生するのか・・・
だが、まだあきらめてはいけない。
前後に車も歩行者もいないので、そろそろ、前へ車を進ませる。
なるべく轍を避け、少しでも雪が固まっていそうな場所を探しつつ、
ゆっくりゆっくりアクセルを踏む・・・ズズ・・・ズザザ・・・
多分、その瞬間、それは物凄い形相でハンドルを握っていたはずだ。
ズズ・・・ズザ・・・ズズズとシャーベットのような雪を乗りこえ、
なんとか、なんとか、無事その道を脱出、
アスファルトの幹線道路に出た時は、神に感謝した。
ほんと、神様、ありがとう。
すったもんだで、なんとか用事を片付け帰宅。
すると、我が家のマンション前の例の道路で2台が立ち往生。
1台は仲間がなんとか脱出させたようですが、
もう1台はスコップも積んでいなかったようで、
スノーブラシでタイヤまわりの雪をホジホジしている。
一緒に見ていた夫が「行ってくるね」とスコップを持って
レスキューに向かうが、車のお腹が雪面に載ってタイヤが浮いている、
いわゆる「亀の子」状態で、人力では脱出不能、しばらくして
同僚の車が駆けつけて牽引ロープで引っ張って無事脱出しました。
その道路では午後から暗くなった夜にかけて
目撃しただけで6台の車が雪解け道にはまって立ち往生していました。
お仕事や大事な用事を抱えているでしょうに、本当に大変。
自分もあわやの体験をしたばかりで、他人事とは思えません。
でも、冬の北海道、困っていると、誰かが手を差し伸べてくれる。
「埋まっちゃいましたかー?」「大丈夫?」なんて
通りかかった車や、ご近所の人が、駆けつけてくれたりする。
「地獄に仏」という言葉を一番実感する瞬間かもしれない。
雪が降り積もり、人一人が通るのがやっとの歩きにくい雪道でも、
向こうから来た人が立ち止まって譲ってくれたり、
こちらが先に気がついて少し下がって譲ったりする。
「ありがとうございます」「どういたしまして」。
冬と春がせめぎあい、
行ったり来たりの今日この頃は
思いやりの心が行きかう。
お互いさまの季節なのだ。
(写真は)
おやつの時間は
早くも春本番
いちご大福でほっこり


