薔薇色ゆいまーる
結び
廻る
手を取り合い
助けあう
薔薇色ゆいまーる
昨年のクリスマス休暇に訪れた冬の沖縄旅リポート。
「トゥンジービーサ(冬至の寒さ)」の時季に今季最大の寒波も到来、
旅の4日目は朝からぽつりぽつりと雨粒が落ちる空模様のなか、
自然豊かな宜野座村の道の駅で南国フルーツのぎのざジャムをゲット、
レンタカーは沖縄本島の真ん中にある沖縄市へ。
沖縄市の中心市街地は通称「コザ」と呼ばれます。
県内最大規模の米軍基地である嘉手納基地を抱える街は
沖縄戦、戦後の混乱、米軍基地建設、本土復帰と激動の時代を生きてきた
「戦後沖縄の縮図」とも言われ、60~80年代には英語のネオンサイン、
バーやライブハウスが立ち並ぶ県内随一の繁華街として興隆しました。
嘉手納基地の第2ゲートから続く「コザゲート通り」はオキナワンロックなど
独自の音楽や食文化、ファッションを生んだコザ文化の中心エリア。
様々な人々が行きかう目抜き通りは今もエキゾチックな雰囲気が漂い、
さらに近頃は新世代によるシン・コザとも呼びたくなる息吹が生まれていました。
その代表的な存在が「TESIO」。
コザゲート通り沿いにある水色のファサードにはソーセージが描かれています。
沖縄産食材を手塩にかけて加工するシャルキュトリーのお店には
「TESIO」のハム・ソーセージをさらに美味しく味わえるような
コーヒースタンドやイタリア食材店、お酒やドリンクのお店が仲良く同居、
コザの中にもう一つのコザが在るような楽しい空間が広がっていました。
那覇生まれコザ育ちのオーナー嶺井さんは
歴史ある街コザの人々と結びついたハム・ソーセージ造りを探求しています。
毎朝、お店の奥の工房で大きなお肉の塊から筋や膜などを丁寧に取りのぞき、
新鮮なうちにひき肉にしブレンドしたスパイスなどとともに
まさに「手塩」にかけて本場ドイツ製法で加工していきます。
ハム・ソーセージの原材料となる沖縄県産豚は「お隣さん」から仕入れます。
コザの台所として賑わっていたコザ中央市場内にある普久原精肉店。
かつては地元客でごった返した市場も時代の流れとともに活気を失い、
店舗数が激減するなかで、今も新鮮なお肉を提供し続けているお店です。
店主の大嶺さんは先代から看板を引き継いだ50年前当時から変わらず、
お店から遠く離れた屠畜場まで片道2時間かけて自ら足を運び、
大きな枝肉を何本もトラックに担ぎこんで店舗に運び、早朝の内に捌き切り、
ショーケースにみずみずしい沖縄の豚肉を並べるのでした。
お肉の世界も近代化し効率化を求め部位ごとでの取引が主流となる今、
半世紀以上、沖縄の豚肉と歩み続けるお隣さんがいてくれるから、
普久原精肉店があってくれるからこそ、
「TESIO」のおいしいハム・ソーセージが生まれたとも言えるのですね。
お店のショーケースに並ぶ美しい薔薇色のシャルキュトリーは
決して平坦ではなかったコザの歴史を生き抜いてきた人々との
「ゆいまーる」から作り出された大切な街の宝物。
「結(ゆい)」は人と結びつき、「まーる」は巡る順序、
人は一人では生きていけない、助け合い、分かち合おうという
沖縄の言葉から生まれた美味しい薔薇色のゆいまーるなのでした。
さあ、どれにしよう。
新鮮な普久原精肉店の沖縄県産豚から作られたハム・ソーセージは
丁寧に真空パックされ、保冷剤もつけて梱包してくれるので
ホテルの冷蔵庫に入れて保管すれば明日の飛行機で札幌まで持ち帰りOK、
となれば、食いしん坊心がうずきます(笑)
まずは基本のTESIOフランクに、宝石みたいなモルタデッラ、
ビアシンケン、ホワイトハムははずせない、
あ、レバーペーストも美味しそう、名物カリーケチャップもね、
国際コンテストで金賞受賞した実力派の沖縄県産シャルキュトリー、
もう、ショーケースの端から端まで、買いたい、食べてみたい!
おいしいコザを雪の札幌までお持ち帰り。
コザ育ちのオーナー嶺井さんはTESIOの在る食卓をイメージして街へ繰り出し
パンやチーズ、ワインを買い求めて楽しんでほしいと話します。
食いしん坊のひらめきでTESIOを存分に自由に楽しんでほしいと。
雪の札幌で
コザの街の風景、人々、音楽、歴史、文化を想いながら
TESIOのシャルキュトリーを味わおう。
薔薇色ゆいまーるをかみしめるんだ。
(写真は)
コザの街の
薔薇色のゆいまーる
「TESIO」のシャルキュトリー
全部、食べたい♪


