日本の翼

夢を

希望を

旅の楽しみを載せて

飛んでいたはずなのに

日本の翼に何が起こった

2024年のお正月のことは、きっとこの先忘れられないと思う。

元日の夕餉時に能登半島をM7.6の巨大地震発生、

一夜明けて甚大な被害状況が刻々と明らかになるなか、

昨日2日17時47分頃、羽田空港で日航機が海保機と衝突炎上。

えっ・・・!何っ?何が起こったの???

滑走路に着陸した瞬間、オレンジ色の火の玉のような炎が噴き上がり、

火に包まれた機体が前のめりで滑走路をつんのめるよう進む後方で

大きな爆発が起き、巨大な炎が夜空を染めた。

NHKが羽田空港に設置したカメラがリアルタイムでとらえた映像。

その意味が一瞬理解できない。理解できないでいるうちに

機体のエンジン部分、さらに後方の窓からオレンジ色の炎が噴き出し、

それが前方まで広がり、機体全体が火に包まれ・・・

え・・・ちょっと待って・・・乗客は・・・

カメラは燃える機体にズームするが、脱出する人の姿は確認できない。

すると当該機は新千歳空港発羽田空港行きのJAL916便との情報が入る。

916便・・・つい先日、その少し間の出発便912便に搭乗したばかりだ。

膝が震えて、心臓がきゅっと縮まり、喉が詰まる。

沖縄旅の乗り継ぎで何度も何度も利用している日航機が、炎上している。

どうか、どうか、脱出していて!!!

両手を強く握りしめ、祈りながらNHK画面を見つめる。

「今、情報が入りました!乗客、脱出との情報」

「新しい情報が入りました!916便乗客乗員全員脱出、とのことです!」

よかった!息をするのも忘れていた、ほっとして涙があふれた。

出火した機体から全員脱出、絶体絶命の危機を脱していた。

しかし、情報が入ってくるにつれて、

衝突した海保機の機長は脱出したものの、残る乗員5人の安否は不明。

能登半島地震の被災地へ支援物資を運ぶための任務だったことがわかる。

海保機と衝突と聞いた瞬間、被災地支援の機体ではなかったかと思ったが、

やはり・・・。人を助けるために飛び立とうとしていたのだ。

何というお正月だろう。

新聞休刊明けの今朝3日の朝刊一面トップは

北海道新聞は「新千歳発日航機 羽田で炎上」

全国紙は「能登震度7 55人死亡」

そして同じ一面にもうひとつ大きな見出しで

能登半島地震と日航機炎上をそれぞれ大きく伝えていました。

どちらも大ニュース、報道現場も大混乱だと思われます。

被災地へ向かう記者やクルーも空港で足止めされているようです。

完全にお正月気分は吹っ飛びました。

ささやかな穏やかな健やかな日常を歳神様にお祈りしたばかりなのに。

災害は忘れた頃にやってくると言われますが、

私たちは阪神淡路大震災、東日本大震災、胆振東部地震、熊本地震・・・

数々の震災の記憶はまだまだ新しく、脳裏に記憶に刻み込まれていて、

決して災害の恐ろしさを忘れてなんかいなかったのに。

大きな航空機事故の記憶もまだまだいっぱい記憶にあるのに。

冬の沖縄旅、行きの日航機からは美しい富士山を見下ろし、

帰りの日航機では翼の向こうに月が出ていた。

日本の翼は安全第一に運航していたはずなのに。

大きな揺れによる倒壊、火災、津波被害の全容もまだわからず、

倒れた家屋の下での救出作業が必死に続けられています。

その地震のメカニズムも正確にはわかっていません。

日航機と海保機の衝突原因も調査中です。

日本列島の地下で何が起こっているのか。

日本の翼に何が起きたのか。

ニュースから目が離せない。

お正月は、終わった。

(写真は)

クリスマスの夕方

日航機の翼の向こうに

生まれたばかりの月が見えた

安全第一に飛んでいた