タカサゴや
タカサゴや
おめでたい名前の
南国の海の
美しく
不思議なお魚
春のセンバツ高校野球の出場32校が決定しました。
21世紀枠は北海道の別海高校、一般枠では日本航空石川が選出されました。
厳寒地の部員19人の公立高校野球部は地域の人々の応援を糧に、
被災地の高校は能登に元気を届けたいと
夢の甲子園での全力プレーを誓っていました。
球春が、待ち遠しい雪の朝です。
冬の沖縄旅リポート、パヤオの恵み編を続けます。
旅の4日目のお昼ごはんは沖縄市の東海岸にある泡瀬漁港のパヤオ食堂へ。
パヤオ(浮き漁礁)で獲れた新鮮な魚(いまいゆ)味わえる人気スポットで
沖縄市漁業協同組合直営の直売店&食堂は
地元では「泡瀬パヤオ」と呼ばれ、親しまれています。
クリスマスイブの日曜日のお昼どき、もう店内は満席の大賑わい、
活気あふれるパヤオ食堂で一番人気の「魚バター焼き定食」を堪能。
淡白で身の柔らかい沖縄のお魚を丸ごと素揚げ、
どっさりのバター(マーガリン)とにんにくでいただく県民食。
この日のお魚はお店のおじさんによると「タイ」だそうで、
おそらくはバター焼きによく使われるビタロー(フエフキダイ)か、
高級魚アカマチ(ハマダイ)かと思われる赤いお魚、
皮はパリッと香ばしく、身はふっくら旨みたっぷり、絶品でありました。
南国の海に浮かぶブイのような形をしたパヤオ(浮き漁礁)は
マグロやカツオが流木に集まる習性を利用した南洋古来の漁法で
パヤオとはフィリピン語で「筏」という意味。
沖縄漁業の資源保護に寄与する古くて新しい大切な漁法です。
泡瀬漁港のパヤオ直売店にはその日に獲れたお魚が並び、
イブのこの日は地元客が今宵のご馳走にお刺し身を買い求めていました。
ずらりと並ぶお刺し身パックのお向かいには
キレイな赤いお魚の姿もありましたよ。沖縄でおなじみのあの魚。
「グルクン」です。
スズキ目スズキ亜目タカサゴ科クマササハマムロ属の魚で
和名は「タカサゴ」、沖縄では「グルクン」と呼ばれ、
暖かい南国の海を好むお魚は、唐揚げや塩焼きなどで沖縄県民に愛され、
沖縄県の魚、県魚に指定されています。
ちなみにその県で漁獲量が多く地域を代表する魚である県魚に
全国で初めて制定されたのは沖縄県のグルクンが第一号だとか。
県魚制度の第一人者「グルクン」、
いかに沖縄県民に愛されているかがわかります。
グルクンの和名「タカサゴ」は「タカ」は岩礁、「サゴ」は「細魚」、
小さな魚という意味の漁師ことばが語源のようですが、
おめでたい「高砂」に通じる名前があるにも関わらす、
なぜ沖縄では「グルクン」と呼ばれるのか・
沖縄のうみんちゅの言葉で「グル(群れ)組んでいる魚」だから、
または海の中でぐるぐる回り泳ぐ魚→ぐるぐるクン→グルクンになったとか、
色々な説があるようですが、まあ、南の海でたくさん群れている様子が
どうやら「グルクン」の由来、らしい。
さらにもうひとつ、グルクンには謎がありました。
釣り人にも好まれる魚ですが、生きて泳いでいる時は
全身が青く黄色い線が入った美しい姿なのに、
海から釣り上げた瞬間に体色が真っ赤に染まり、
まったく別の美しい魚のように変身してしまうのです。
興奮することで赤く色が変わるのでは推察されているようですが、
その理由はまだはっきりわかっていないそうです。
確かにパヤオ直売店に並んでいるグルクンの赤いお姿。
沖縄の県魚グルクン、みんながよく知っているけれど、
実は、ちょっとミステリアスなお魚でもあるのした。
しかし、はっきりとわかっているのは、グルクンはおいしいということ。
くさみもなく淡白だけど旨みがあるグルクンは塩焼き、丸揚げなど
沖縄の居酒屋さんの定番メニュー、また身が傷みやすいため、
新鮮なグルクンのお刺し身は沖縄でしか食べられません。
タカサゴや~、
おめでたい名前のちょっとミステリアスな
沖縄県の県魚「グルクン」
海の中でも外でもキレイなお魚です。
(写真は)
泡瀬漁港の
パヤオ直売店
赤いグルクンにご挨拶


