1億5千万光年からの便り
え~っと
どれくらい
はるかはるか
遠い遠い遠い彼方なの?
1億5千万光年からの便り
11月最後の週末はすっかり雪景色。
氷点下の気温、道路も凍ってガリガリ、もうすっかり冬です。
「雪は天からの手紙」との名を残したのは中谷宇吉郎博士ですが、
朝刊には1億5千万光年の彼方からのお便りの記事が載っていました。
「最強宇宙線 名は『アマテラス』」
大阪公立大学や東京大学などの国際研究チームが
観測史上最高クラスの宇宙線を検出し、
「アマテラス粒子」と名付けたのだそうです。
この最強宇宙線はアメリカ・ユタ州にある日本やアメリカ、韓国などが
共同実験する観測施設「テレスコープアレイ(TA)」で検出されたもので、
飛来してきた宇宙線の粒子が地球の大気と衝突して生じる2次粒子
(空気シャワー)として観測され、そのエネルギーは
244エクサ電子ボルトに上ることがわかったのだとか。
えっとですね、エクサは1兆の100万倍、だそうですから、
まあ、とにかく、もんの凄いエネルギーってこと。
1991年に検出された「オーマイゴッド粒子」(320エクサ電子ボルト)に
匹敵する観測史上最高クラスの宇宙線なんだそうです。
現地時間の明け方に飛来したことから
日本の神話にちなんで「アマテラス粒子」と名付けられたらしい。
てことは、1991年の「オーマイゴッド粒子」は、検出された瞬間に、
皆が叫んだんだろうね、「オーマイゴッド!」って(笑)。
では、「アマテラス粒子」はどこから飛来してきたのか?
おそらく1億5千万光年以内に発生源があると考えられるそうですが、
推定される飛来方向には超新星爆発などの起源となりうる現象は
見つかっていないといいます。
なんと壮大なミステリーでしょうか。
もしかすると未発見の天体現象かもしれず、
現在の素粒子物理学の標準理論を超えた現象が起源かもしれない、らしい。
とは言いつつ、そもそも素粒子物理学の標準理論もわかっていなんだけど(笑)
なんか、とてつもなく、最強クラスの未知の現象だったことは、うっすらわかる。
1億5千万光年の彼方かぁ・・・
1光年は光が1年間に進む距離のこと。
光が1秒間に進む距離は地球を7周半回る距離=約30万kmと同じくらい、
ってことは、1光年は約9兆5000億km、これでもぶっ飛ぶのに、
1億5千万光年って、もう私の脳細胞では、想像すらできない。
光が地球に届くまでの単位が光秒、光分、そして光年。
月までの距離は1.3光秒。太陽までの距離は8光分。
つまり、私たちは1.3秒前の月、8分前の太陽を見ているわけで、
それだけでも宇宙の壮大さについていけないのに、
1億5千万光年なんて、アマテラス粒子、凄すぎる。
今にもまた雪が舞い落ちてきそうな冬の空の
はるかはるかはるかはるかはるかはるかはるかはるか彼方、
光が旅するのに1億5千万年かかるだけ離れたどこかから
「アマテラス粒子」は地球にやってきたんだって思うと
なんだか、気持が途方もなくデカくなってくる。
1億5千万光年の彼方から
地球にどんなメッセージを携えてきたのだろう。
アマテラス粒子。
宇宙からの壮大なお便りのお話でした。
(写真は)
この冬空の
はるかはるかはるかはるかはるかはるかはるかはるか彼方の
どこかにアマテラス粒子の故郷がある



