甘い人間失格
紅茶が
入ったよ
どうする?
食べる?
甘い人間失格
初雪ウィークエンド。
昨日未明、札幌もうっすら白い雪化粧となりましたが、
それから青空になって路面の雪は消えています。
が、しっかり、きっちり、寒い。
暖かさに油断してのびのびになっていた衣替えも本日決行、
タイヤ交換も週明け、なんとかGSに滑り込めそうです。
だから、毎年、冬は来るんだから、
もっと早め早めに動けばいいものを、ね~と、
顔を見合わせて反省する似たもの夫婦でありました(笑)
ま、まずは、温かいお茶で一服しますか。
濃い目の紅茶を淹れて、夫に声をかける。
「紅茶が入ったよ、どうする?人間失格?」
「えっ!?ええ~っ・・・人間失格、食べます」
「人間失格」は太宰治の代表作品。
廃人同様に生きる男が綴る手記を通して自らの生涯の終わりに臨んで
太宰が自らの内的真実のすべてをさらけ出した自叙伝的小説であります。
あくまで読む文学作品であって、食べる・・・ものではない・・・
が、食べられる人間失格が、あったのだ!
青森の製パン会社工藤パンが販売しているご当地パン、
「人間失格カステラサンド」であります。
太宰治の生誕110年を記念して2019年に開発されました。
まさかの、食べられる、甘い人間失格。
カステラ生地にミルク風味のクリームをサンドしたものなのですが、
注目すべきは、縦25cm、横17cm、厚さ6cmというそのサイズ。
相当デカい、菓子パンというよりは、本、
そうです、文学全集などの単行本と同じサイズ、
イオン北海道の大東北フェアで夫が発見、仕入れてきたのですが、
その包装パッケージも、文学作品そのもの。
太宰の憂いを帯びたイラストの横に「人間失格」の4文字の存在感が凄い。
で、その下に「カステラサンド ミルク風味クリーム」とあります。
「人間失格」という重厚な文学的表現と、
「カステラサンド ミルク風味クリーム」とのギャップ。
太宰を生んだ故郷青森の工藤パンさん、
なかなかに攻めた商品開発に感心します。
この「人間失格カステラサンド」は
生誕110年の太宰の誕生日が父の日に重なったことから、
「太宰ファンや文学好きのお父さんへのプレゼントにしてほしい」と考え、
「走れメロス黒糖カステラサンド」とセットとしてまとめてみたそうです。
そうなのです、我が家にも、もう1冊、
「走れメロス黒糖カステラサンド」も蔵書されています(笑)
どちらも裏面パッケージには斜陽館や走れメロス号の案内文も記載されていて、
太宰治生誕の地らしいご当地パンとなっていました。
紅茶とともに「どうする?クッキー食べる?」なんてお誘いはあっても、
「人間失格どうする?」とは、なかなか言われない(笑)
初雪が降った週末、我が家のお茶時間は、人間失格ブーム、
なかなか文芸度の高いティータイムを過ごしております。
ちなみに「人間失格カステラサンド」、
優しい甘さの懐かしい風味のカステラサンド、
紅茶やホットミルクにも合いそうな文学系菓子パンでありました。
甘い人間失格、太宰さんは、お好きかな。
(写真は)
太宰治カステラサンド
「人間失格」
「走れメロス」
読むように味わう



