冬の月

ゆっくりと

明けゆく

モノトーンの空を

励ますように浮かぶ

冬の月

札幌の今朝の日の出は午前6時42分でした。

その少し前、ゆっくりと明るくなってきた西の方角、

薄いグレーがかったモノトーンの空に

まあるい月が、それは、ぽかんと浮かんでいました。

あれ・・・?月だよね?

西の空だからお日さまじゃないもんね。

初冬の朝の空に大きなまあるいお月さまがぽかん。

モノトーンの空をほのぼのと励ましているようです。

そういえば、昨夜は満月でしたから、

今朝の月は「有明の月」ということになりますね。

夜が明けてもまだ空に有る月=有明の月、または有明月。

満月より後、月齢15前後から25までの月をさします。

夜を迎える頃に空に上った満月が、

朝を迎える夜明けの時間にまだ残っていた今朝の月。

昨夜のまんまるの名残をほぼとどめているだけに、

薄明るいモノトーンの西の空に浮かんでいる姿は

まさに、ぽかんって感じに見えたのですね~。

「今来むと言ひしばかりに長月の 有明の月を待ち出でつるかな」

百人一首に素性法師が詠んだこんな歌があります。

「すぐに逢いにいく」とあなたが言ったので、長月の夜長を待っていたのに、

とうとう明け方になり、有明の月が出てきてしまいました・・・。

秋の有明の月に待ち人を想う切ない想いを重ねた歌ですね。

朝ぼらけの空にぼんやり、はかなげに浮かぶ月が目浮かびます。

その長月を過ぎて、霜月の終わり、初冬の有明の月は、

ぽかんと浮かんでいて、なんだか励ましてくれているようで、

待ち人来なくても、まっ、いっか、って吹っ切れそうな気分にさえなる(笑)

月はひとつなのに、

見る季節、時間によって、まったく違う趣を感じさせてくれる。

明け方の西の空に浮かぶ有明の月にちょっと元気をもらった朝。

わさわさ朝の準備をしていたら、いつのまにか7時過ぎには消えていた。

冬の月。

寒い季節に

元気をくれる。

(写真は)

今朝の有明の月

モノトーンの西の空に

ぽかん