メイラードの誘惑
ちょい焦げ
香ばしく
甘く
美味しく
メイラードの誘惑
素晴らしい決勝戦だった。
ラグビーの魅力に心底震えた歴史に残る名試合だった。
夜明け前に起きて良かった。
ラグビーW杯決勝、南アフリカーニュージーランド戦、しびれた。
世界ランキング1位の南アフリカが2位のニュージーランドの1点差で勝利、
歴史的死闘の末、単独最多4度目、W杯連覇を果たしました。
互いに譲らない最強国同士の息詰まる試合展開に、
マジに、息するのを忘れるほど中継画面に見入ってしまいました。
両チームとも全力を出し切り12-11でノーサイドの笛が鳴った瞬間、
勝者も敗者も涙。観ていたこちらも、感動で涙がにじんだ。
1点差。まさに紙一重の差。いや、紙一重もなかったかもしれない。
どちらのチームにも惜しみない拍手を送りたい。
ラグビーを観るたびに、人間を信じようって思えてくる。
南アの主将コリシはノーサイドの瞬間、歓喜を爆発させる仲間とは
逆サイドの方向へ走り、一時退場で試合を見られないほど落涙していた
WTBコリシをがしっと抱きしめた。
誰もがチームのために全力を尽くし、お互いを認め合う。
人間の「善」なる部分を信じたくなる最高のファイナルだった。
そして昨日は我がコンサドーレ札幌が横浜FCに2-1で勝利、
7年連続のJ1残留を決めました。あ~、ほっとした~。
深まる秋、スポーツの魅力を堪能した週末でした。
ラグビーも、サッカーも、人生に喜びを与えてくれる。
そして、美味しいごはんも、人生の幸せ。
和食が恋しい秋、この週末はザ・和食の定番「肉じゃが」を作りました。
農家さん直送のキタアカリと玉ねぎをたっぷり使って
いつもの手順でしっかり豚肉と玉ねぎを炒めてから材料を加えて
ことこと、こっくり煮込んだら出来上がり。
キタアカリは煮崩れやすいのでちょっと早めに火を止めて余熱でじんわり、
うふふ、うまく煮上がりましたよ~、さあ、熱々を召し上がれ~♪
ふ~ふ~、ぱくり・・・うん!うんまぁぁぁ~~~!
我ながら安定の味わい、ウチの肉じゃがは世界一(笑)
なぜ世界一(笑)なのか、その秘密があるドラマで判明しました。
数学と料理の融合を描いた金曜ドラマ「フェルマーの料理」の一場面、
主人公がまかないで作った「肉じゃが」の美味しさの秘密が
科学的に明かされるシーンがありました。
それは「メイラード反応」。
肉や玉ねぎなどを茶色に焦がすように炒めることで、
糖とアミノ酸が加熱によって反応、褐色物質「メラノジン」などができ、
香ばしさや甘み、旨みを生成されたことによるものだと語られていました。
ステーキやトースト、クッキーやパン、プリンのカラメル、
肉や魚の照り焼き、ホットケーキなどなど
こんがりとした焼き色や香りがとっても美味しく感じるのは、
この「メイラード反応」が関係しているのです。
肉じゃがも玉ねぎとお肉をこんがり炒めてから煮込むと
絶対美味いもん、間違いないもんねぇ~。
「メイラード反応」は20世紀のフランスの科学者
ルイ・カミーユ・メヤール(Maillard)が解明したことから名付けられました。
「メイラード」は「Maillard」の英語読み、
メイラード先生もこんがり焼けた美味しいものが大好きだったのかしら?
研究が進んだ現代では
フライパンやオーブンの中で起こる料理の反応だけではなく、
人間の生体でも起こり、老化物質AGEとの関連も指摘されていますが、
食品のメイラード反応による身体への悪影響に関するデータはないらしい。
とはいえ、食べ過ぎないに越したことはない。
香りと甘みと旨みが増す不思議な化学反応。
なにごとも、ほどほどに。
メイラードの誘惑。
(写真は)
秋は和食
和食といえば「肉じゃが」
ほっこりしみじみ美味なり
メイラードのおかげ?



