マリモのきもち
湖の底で
静かに佇む
美しい
緑の球体
マリモのきもち
そういえば、昨日は二十四節気の「霜降」だったよね?
朝晩の冷え込みがさらに増し、霜が降り始める頃をさす季節の言葉。
露が霜に変わり、やがて霜が雪に変わる・・・
だんだんと冬が近づいてきました。
今日の日中は9月並みのぽかぽかお天気となる予報ですが、
それでも、もう薄着はちょっと勇気がいる季節になりました。
これから寒くなるにつれて、もっともっと重ね着が増えて、
もこもこ着ぶくれる冬がやってくるのですね。
しかし、今朝の朝刊に気になる見出しを見つけました。
「マリモ 痩せた?」
国の天然記念物「阿寒湖のマリモ」が
近年の水温上昇で、痩せた、らしい。
釧路市教委と神戸大、北見工大の研究チームが阿寒湖のマリモを調査。
マリモは細い藻が絡まって球状になり、中心は空洞になっていて、
空洞と表面の間の緑の表層の厚さは最大4~5cmなのですが、
水温の上昇によって、この35年で層が1cm減っているのがわかったそうです。
マリモ・・・痩せた・・・?
日頃、体重があと1キロ、ウェストがあと1cm減らないものかと思ってますが、
単なるおばさんの体形の悩みと、マリモの1cm減は、ワケが違う。
暑さで薄くなった・・・マリモのきもち・・・気になります。
研究チームは水温とマリモの藻の密度の関係をMRIで分析、
これらのデータと実際の水温を基に過去のマリモの厚さを試算したところ、
最高水温が23度程度だった88年に4.7cmだった表層は
26~27度と上昇傾向にある近年は約3.7cmまで薄くなっており、
この35年で1cmマリモが痩せたことがわかったのです。
マリモが厚みを保つには最高水温が24度以下になるのが理想なんだとか。
湖の水温が上がってしまうと、マリモは暑すぎて薄着になっちゃうのね。
表層が薄いとあの美しい球体が壊れやすくなるそうで、
地球温暖化は阿寒湖の特別天然記念物にまで影響を及ぼしているのです。
大切なマリモを守るためには
湖の水温が低い場所にいるマリモを保全したり、
冷たい水が流れ込むマリモが住みやすい生息地を探してあげたり、
今回の研究は今後のマリモの保護にとって貴重なデータとなりそうです。
静かに澄んだ阿寒湖。
あまり暑いのは苦手なの。
設定温度は24度以下にしてね。
湖の底から小さな声が聞こえてくる。
マリモのきもち。
(写真は)
秋は和食が恋しい
ほうれん草の胡麻和え
マリモみたいに
まんまるに盛る



