秋の達成感
やった
頑張った
あきらめなかった
まさかの筋肉痛
秋の達成感
「丹波くり」リポートの第2弾であります。
先日、それはそれは立派な京の伝統ブランド産品「丹波くり」が到来、
つややかな栗色の大粒の実をしばしうっとり観賞、
その甘さと味わいと香りをまるごと堪能するお料理と言えば・・・、
そうです、みんな大好き、栗ごはん!
栗ごはんは秋の炊き込みご飯のキング。
食卓に登場すると「わぁ~!栗ごほんだ~!!!」と喝采を浴びますが、
食べるのは幸せ、が、作るのはなかなか難行苦行(笑)の難易度の高い一品。
とにかく、生の栗を剥くのが、大変なんですよね~。
しかし、こんな立派な「丹波くり」を前に弱音を吐けぬ。
古事記や万葉集にも詠まれ、平安貴族も虜にしてきた京生まれの栗に
心から敬意を表して、野宮範子、一念発起、
金曜ごはんに「栗ごはん」、作ってみましたのよ。
まずは50度ほどのお湯に生の丹波くりを20分間ほど浸します。
その間にお米を研いで、こちらも十分に浸水させておきましょう。
ちなみにお米は北海道産のななつぼしの新米、これも頂き物。
お湯に浸して少し柔らかくなった栗のお尻の部分を
包丁で落としていきます。滑りやすいから慎重にね。
お尻の部分を切り落としたら、断面から鬼皮を手で剥いていきます。
一個一個、固い鬼皮と渋皮の間に爪の先を入れて剥くのは
なかなか爪先に負担がかかる作業ですが、うふふ、
ネイルで強化された爪がこういう時に役立つのよねぇ♪
さあ、鬼皮がすっかり剥けたら、次は渋皮を包丁で慎重に剥いていきます。
が、これが最もデンジャラス、生の栗は硬く、包丁がなかなか進まない、
しかもころんとしたフォルムゆえに、うっかりすると刃先が滑る危険も。
とにかく無理せず、慎重に、時にまな板に置いて渋皮を落としたりと、
焦らず、急がず、無理せず、しかし丁寧に一個ずつ剥いていきます。
栗と包丁にのみ集中力をフォーカス、
ただただひたすらに、息を詰めて、栗を剥き続ける。
ラスト一個・・・終わった~~~!!!ここまでにかかった時間は1時間以上。
水の中に沈むキレイに剥き終わった薄黄色の栗の実の数だけ
頑張った自分を褒めてあげたい(笑)
あとは、浸水させたお米に小さじ1杯の石垣の塩を加え、お酒も少々、
剥き終わった栗の実を上に載せて、炊飯器のスイッチをON!
炊ける間に、ほかのお料理の準備を進めます。
ふわぁ・・・炊飯器から蒸気とともに栗のイイ匂いが鼻をくすぐる。
ピーピーピー!炊き上がった!
よ~く蒸らしてから、炊飯器の蓋を開ける。
黄金色の栗とほんのりいろづいたごはんの色が大成功を物語る。
ふわぁぁぁぁぁ~~~、栗の甘い香りがたちのぼり、うっとり。
大ぶりの合樚椀にたっぷりよそって・・・
さあ、召し上がれ~!
大ぶりの丹波くりと北海道のななつぼし新米を同時にぱくり、
う、わぁぁぁぁぁ~~~!
美味い・・・美味過ぎる・・・
ほっくほくの栗はとことん甘く、香り高く、味わい深く、
その栗の風味をいっぱい吸い込んだななつぼしの新米とあいまって、
もう・・・言葉がないほど、おいしい!!!
なんだか、内側から、得も言われぬ感情が沸き上がってくる。
やった、頑張った、あきらめなかった、やりきった、私!
1時間以上も栗を剥き続けた自分を自分で褒めてあげたい。
もう完全に有森裕子モード(笑)
栗ごはんを一から作ったよ、アタシ、偉くない?
明けて今朝。
パジャマから着替えようとした瞬間、あ、痛っ!
右の肩甲骨の下から背中にかけて、まさかの筋肉痛(笑)
確かに栗ごはんを食べながら、すでに指がつったり、腕に疲労感があったので、
お風呂のお湯の中でマッサージ、バンテリン塗ってはいたのですが、
まるでアスリートのような立派な筋肉痛になるとは。
慎重に慎重に指先に力を込めて栗を剥き続けた結果、
指や腕を支えるために肩や背中の筋肉も一生懸命頑張ってくれていたのですね。
そういえば、大谷選手の怪我も肘の酷使だけはなく、走塁などで頑張った足、
下半身の蓄積疲労も要因の一つとの見方もあるようで、
人間の身体は全身とのバランスで動きを生み出し、制御しているのですね。
いやいや、大谷選手と比較するなど、とんでもない話でありますが、
栗剥きによって、自分の身体の仕組みも再発見できたことは間違いない。
お料理は、ある意味、フィジカルも大切なのかもね。
栗ごはん、秋の達成感のシンボルです。
(写真は)
2023栗ごはん♪
丹波くりと
北海道産ななつぼしの新米
ヤバいくらい美味なり


