渋滞砂漠
月の砂漠を
はるばると
いや
まさかの数珠繋ぎ
秋の渋滞砂漠
昨日午前のゲリラ雷雨には驚きました。
早朝は薄い青空すら見えたのにどんどん雲が厚くなり、
午前10時半ごろから激しい雷鳴とともにとんでもない大雨、
もう視界が真っ白になるほどの強い降りに恐怖を覚えるほど。
ベランダに跳ね返る雨粒の勢いもハンパなくて、
窓を開けていたリビングの出窓まで濡れるほど、
慌てて、家中の窓を閉め回りました。
白い雨、って、コワい。
季節の変わり目は大気の状態が不安定で急に天気が変わることはありますが、
近年の激しい空模様の変化はこれまで様相が違うような気がする。
強烈な酷暑から強烈なゲリラ雷雨、振れ幅が大きすぎる。
「地球沸騰化」という言葉がふと頭をよぎったりしますが、
今朝は雷雨一過、初秋のすっきりした青空、ほっと一息。
そんな秋のはじめ、世界的にも行楽の季節のようで、
朝刊の国際面にちょっと目を引く写真と記事が載っていました。
「敦煌の砂漠 ラクダ渋滞」
へっ?ラクダ・・・渋滞!?
敦煌の砂漠に長く長く長く連なる列・・・写真を凝視する・・・
ああ~!ホントだ、観光客を乗せたラクダが渋滞している~!
中国北西部の甘粛省敦煌市にある景勝地「鳴沙山」では
このところ、「ラクダの渋滞」が常態化しているのだとか。
コロナ禍後初の夏休みから一気に観光客が押し寄せ、
ゴビ砂漠内を3~4キロ、40分かけて歩くラクダ乗りが大人気となり、
ラクダの頭数を1300頭から1700頭に増やし1日6~7往復していますが、
多い日は1日3万人が詰めかけ、需要にラクダが追いつかない、らしい。
数が多い上に観光客の写真撮影のためにラクダが所々で足止めされ、
写真のような砂漠の渋滞が引きこされているのだそうです。
ラクダの過労も心配されていますが、地元観光局によると
「労働は朝3時間、夜3時間に限っている」と説明しているようです。
「ラクダは『砂漠の船』長時間重い荷物を背負って歩いても平気だ」と
内モンゴルのラクダ専門家の見解も記事に乗っていましたが、
まるでGWの帰省ラッシュのような渋滞砂漠、
ラクダさんの働き方改革、ちゃんと実行されますように願います。
これまでに一度だけ、ラクダに乗ったことがあります。
20年ほど前のエジプト旅行でピラミッド見学の後、
小学生だった息子と二人、ラクダ乗りを初体験。
膝を折っていたラクダがゆ~っくり立ち上がった瞬間、
「うわっ、高っ!!!」その背丈の高さに驚きました。
ラクダ使いのおじさんに手綱を引かれてゆったりゆうたりサハラ砂漠を行く。
馬上よりもはるかに高いラクダの背にゆ~らゆ~ら揺られながら、
♪月の~砂漠を~は~る~ばるとぉ~と、悠久の時を味わう・・・
なんて、実は、できなかった!
ピラミッドがあるのはサハラ砂漠の始まりの地点。
ギザの街を背中に目の前はどこまでもどこまでも果てしなく砂漠が続く。
今、急に、ラクダさんの機嫌が変わったら、どうなる?
もし、ラクダさんが人間乗せるのに急に飽きて手綱を振り切ったら?
そんな不測の事態が起きたらどうしよう???
そう、思い始めると心臓はバクバクしてきたのだ。
砂漠の船たるラクダさん、
もう、自由にはるばる砂漠を疾走したくなるかもしれない。
そうしたら、私と息子は・・・VIVANTだ(笑)。
サハラ砂漠の真ん中に取り残されたらどうしよう。
多分、そんなことは99.9999・・・%、ない。
ホント、自分の想像力、というか妄想力には苦笑するしかないが、
言いたいことは、果てしない砂漠の前に、おのれの無力を痛感したってこと。
過酷な砂漠を生き抜く知恵もスキルもなく、ただお金払ってラクダに乗る。
柵のある牧場での乗馬体験とは違う、砂漠のラクダ乗り、
妄想ではありますが、心理的にスリリングだったことをよく覚えている。
砂漠の圧倒的な迫力に触れて、根源的な畏れを感じられたのは
とても貴重な体験だったと今でも思います。
だから、人は旅をするのだろうな。
日常では得難い非日常、異文化、自然への畏敬を五感で体験できるのが旅。
秋だ。
旅の季節だ。
人は移動したくなる。
(写真は)
札幌郊外の農園産の
ジャンボなゴーヤーで
ゴーヤーチャンプルー
秋の沖縄も行きたいな~


