ほわっと丸くアレ
あー
おーん
まあ~
ほわっと丸く
そしてアレ
ザ・秋晴れの青空が広がっています。
空気も澄んでいるせいか、緑も家々もビルも輪郭くっきり。
円山の野鳥さんもたくさん遊びに来ているみたいで、
ぴちゅぴちゅ、ぴーぴー、ゴキゲンな鳴き声が聴こえてきます。
気持のいい秋の金曜日の朝。
59年ぶりの日本シリーズ関西ダービーとなるか!?
プロ野球パ・リーグはオリックスバッファローズが
3年連続15回目のリーグ優勝、
セ・リーグはすでに阪神タイガースがリーグ優勝を決めていて、
ともにCSを勝ち上がれば、1964年以来の関西チームの対決が実現します。
兵庫県の斎藤知事は阪神とオリックスの優勝パレードを
大阪と同じ日に開催する方向で調整していると表明、
候補日は11月23日が有力とされ、すでに関西は
優勝祝いからの関西ダービーへと盛り上がっているようです。
「優勝」を禁句にして「アレ」で阪神Vに導いた岡田監督。
今、その伝える力、コミュケーション力が「岡田力」として注目されています。
絶対的選手がいないなか、勝ち星を積み重ねた「岡田力」を
専門家が読み解いた記事が朝刊に載っていました。
小学校時代から阪神ファンという英語教育学の岡田圭子教授によると、
コミュニケーションには言語的要素と非言語的要素があり、
岡田監督の話は主語が省略されていたり、あれ、それなどの指示語も多く、
語順も自由で言語的には上手なコミュニケーターではないそうです。
一方、同世代の巨人の原監督は目をくっと見開いて相手を見つめ、
質問が終わるかなというところでかぶせるように答えて、自身に引き寄せる。
英語話者のような緊張感のある話し方が特徴。
阪神VS巨人、監督のコミュニケーション方法も対称的、なんですね。
実は、岡田力のキーポイントは、非言語的要素。
「あー、えー、そうですか」とかすごく合いの手を入れながら、
相手に最後まで喋らせて、そのあとに「まあ」とか「おーんlとか、
「はっきり言うて」とか、ゆる~く引き取って話を自分の土俵に保ち、
やんわり、語順も自由、主語も省力したりの「岡田話法」で話すのです。
岡田監督の「あー」とか「おーん」とか「まあ」は
相手との間に緊張がはらむような沈黙を作らない、
非常に有効な非言語的コミュニケーションツール、なんですねぇ。
原監督のスパッと切れ味いいインタビューに比べると、
岡田監督の話の雰囲気はいつもほわっと丸い。
これが、岡田力の真髄らしい。
柔らかな岡田話法で常に具体的なことをインタビューで話すので
若い選手の多い阪神、監督の意図が選手一人一人にすんなり伝わっていく。
「防御率あげてやりたい」「あ、俺の事だ」と選手が気づくわけね。
おそらく岡田監督は自然にやっていると思われますが、
この自然体のほわっと丸いコミュニケーション術は大いに参考になります。
あー、うーとか無駄な言葉がなく、語順も正しく、淀みないスピーチばかりが
必ずしも、相手に「伝わる」話とは限らないのですね。
上手な話を目指すあまり、相手に伝える気持ちが二の次になるよりも
多少、無駄な言葉が多くても、語順が自由でも、
相手の心にほわっ、すとんと丸く収まる話し方がある。
つまり、伝わる話し方があると岡田力が教えてくれる。
ほわっと丸く「アレ」を「優勝」にした岡田力。
さあ、次なる「コレ」で関西ダービーなるか。
秋が進み、スポーツはますます面白くなる。
(写真は)
のんびり草を食む
円山動物園のキリンさん
ほわっと丸い雰囲気
コミュニケーションには大事ね


