晩夏の香り豆

甘く

香ばしく

ポップコーンのような

ほうじ茶のような

晩夏の香り豆

夫の故郷新潟から晩夏の香り高い枝豆が届きました。

新潟が誇る至高のブランド枝豆「くろさき茶豆」です。

種子や豆の薄皮、さやの毛が茶色という茶豆特有の見た目以上に

独特の芳醇な香りが特徴で一流料亭の夏の逸品にも使われます。

「くろさき茶豆」は高い香りと濃厚な味が特徴の「小平方茶豆」を

祖先とする品種がルーツ。明治末から大正の頃、黒埼地区小平方集落に

里帰りしたツルさんとトヤさんが山形のだだちゃ豆の種子を

持ち帰ったことが始まりと言われています。

故郷への帰省がご縁で生まれたってこと、お盆にお似合いな物語ですね。

平成29年には「くろさき茶豆」の類まれな香気と抜群の高い品質、

社会的評価などの特性が、産地と結びついている優れた特産品について、

その名称を知的財産として国が保管する「地理的表示(GI)保護制度」に

枝豆として初めて登録。夕張メロンや松坂牛と同じように名実ともに

地域に根差したトップブランドしての地位を確立しています。

まあ、とにかく、旨い、甘い、香り高い。

さやに塩をふってこすり合わせて「くろさき茶豆」特有の茶色いうぶ毛を

取り除いたら、たっぷりのお湯で3~4分ほど茹でるのですが、

部屋中に特有の香りが漂い、もうこの時点でうっとり。

その香りは「ポップコーン」のようでもあり、

煎りたての焙じ茶のようでもあり、焼き栗のようでもあり、

とにかく、普通の枝豆とはまったく違う高い香気に圧倒されます。

この香りを嗅ぐと、ああ、晩夏だなぁ、お盆だなぁって毎年感じる。

この香りの成分は「オクチン-3-オール」という

松茸などのキノコに含まれる香り(別名「マツタケオール」)、

ウメや桃、杏に含まれる甘い香り「ベンズアルデヒド」、

フルーティ―で甘い香りの「フラン2-ペンチル」などで、

豆よりもさやに多くの香気成分が含まれているのだそうです。

そうか、だから、茹でている最中にお部屋中がいい香りに包まれるのね~。

マツタケ+梅桃杏+フルーティー=くろさき茶豆、となるわけですが、

実際に私のお鼻がキャッチする香りはポップコーンだったり、

煎りたての焙じ茶だったり、焼き栗だったり。

う~ん、香りの世界は複雑で奥が深くて魅力的ですね~。

とにかく、くろさき茶豆の香りがしてくると、

どんなにお腹いっぱいでも、ついつい、つまんじゃう。

ひとつまたひとつと手が止まらなくなることだけは確かな事実(笑)

晩夏の香り豆、罪作りな枝豆なり。

(写真は)

新潟が誇る至高の逸品

「くろさき茶豆」

手が止まらないよ