待っててね

かあさんも

お鼻が長いのかな

もうすぐ

会いにいくよ

待っててね

むわん・・・

昨夜、仕事帰りに涼しい局舎から外に出た瞬間、

まとわりつくような湿った暑い空気に包まれた。

まるで・・・これは・・・沖縄の夏の夜、南国の熱気だ。

日本列島、地球、蒸し焼きになりそうな令和5年の夏。

昨夜も熱帯夜、もうなんだか笑えてくる(笑)

気のせいか、体も暑熱順化したのか、蒸し暑さも少しずつ慣れてきた・・・

ような・・・気もするが・・・やっぱり、暑い。

いつのまにかエアコンなしでは過ごせなくなっている北海道民です。

そんな最高気温32.2度となった昨日8月3日(木)、コメンテーターとして

出演させて頂いたHBC「今日ドキッ!」で幸せなニュースに出会いました。

「ゾウさん出産間近 パールに『前駆陣痛』」

札幌の円山動物園で出産を控えるアジアゾウ・パールに

少しずつ「陣痛」の行動が見られているのだそうです。

円山動物園にミャンマーからパールを含め4頭のゾウがやってきたのが5年前。

おととし5月からパールはオスのシーシュと同居を始め、去年10月に

妊娠が判明。ゾウの妊娠期間は22か月と長く、出産時期は正確には

確定できないらしいのですが、4日前に後ろの足を交差させたり、

おなかの周りを尻尾でたたくなどの「前駆陣痛」が見られたのです。

より自然に近い形「ゾウのゾウによる出産」をめざす円山動物園では、

これまでの他動物園のようにコンクリートの上ではなく、

普段パールが暮らす屋内施設の砂の上で出産する予定。

人間とゾウのエリアをしっかり分けて信頼関係を築く「準間接飼育」を

全国に先駆けて取り組み、出産時のトラブルにも対応できる

万全のサポート体制をとっています。

出産兆候を示すホルモン値を計るための血液検査も

万が一のさいに備えた直腸周りの処置にもパールは嫌がりません。

はじめてママになるパールは信頼している飼育員さんたちに見守られ、

おなかの中の赤ちゃんに会える日を待っているのですね。

そんな映像を見ながら、同じ哺乳類としての親近感がむくむく湧いてきた。

出産を間近に控えたパールのこと、種を超えて、他人事とは思えないのよ。

私も初めての出産はわからないことだらけで、不安がいっぱいだったもの。

陣痛らしき軽い痛みを感じた時も・・・「えっと、これって、陣痛・・・?」

正直、よくわかならかった。妊娠・出産関連本は読みあさっていたけれど、

活字に書いてあることと、今、自分の身体の中で起きようとしてることが

どうにもうまくリンクできなくて、戸惑ったものだ。

取り急ぎ、すぐに病院に行って診察を受けたところ、

パールと同じ「前駆陣痛」だったらしく、出産が近いと伝えられました。

いよいよ・・・不安と喜びと不安と・・・よくわからない感情がぐるぐる。

思わず「先生。いつ頃生まれますか?」と聞いていた。

その時のドクターの言葉が忘れられません。

「お母さん、焦らなくて大丈夫。生まれる時は、赤ちゃんが決めますから。

そろそろ、お母さんに会いたいな~って、自分で決めて生まれてきますよ」。

ぐるぐるしていた気持ちが、す~っとおさまり、すとんと納得した。

赤ちゃんを、生むんじゃない。

赤ちゃんが、生まれてくるんだ。

主語は、私じゃなくて、赤ちゃんなんだ。

この世界に生まれる時は、赤ちゃんが自分で決めるんだ。

母と子は一体と言われますが、

妄信的な母子一体幻想のくびきから放たれた瞬間だったかもしれない。

最も近い存在で、どんなに世界一愛していようとも、

私と息子は別人格、お互いを尊重すべき人間同士なんだと

理屈でなく、本能で理解できたような気がする。

だからね、パール。なんの心配もないよ。

家族でドクターで助産師さんでもある飼育さんたちもついている。

「かあさんもお鼻が長いのかな?もうすぐ会いに行くよ」って

おなかの中の赤ちゃんが生まれる時をちゃんと自分で決めるからね。

安心して、待っててね。

パール。

赤ちゃんに会える日を。

みんなが見守っているよ。

(写真は)

農家さんから

朝もぎトーキビが届いた♪

いつも年より早いよ

甘いよ、最高!