内需豆花

あら?

これって

いいニュース?

そうでもない?

だから内需豆花

風が強い。しかもぬるくて湿った風。

近畿地方を縦断した台風7号は日本海に抜けて北上中。

北海道に上陸する可能性はないようですが、

やはり、台風から吹き込む強い風、なんでしょうね。

ちょっと不穏な雲行きが広がる空を不安げに見上げる朝です。

そんな朝、ちょっと嬉しい?見出しが朝刊一面に載っていました。

「GDP年率6.0%増 4~6月期」

2023年4~6月期の国内総生産(GDP)は前期より1.8%増、

年率換算で6.0%増だったと内閣府が発表しました。

あら?これって、いいニュース?

少しは日本経済に明るい兆しが見えてきたってこと?

コロナで冷え込んだ景気も回復かと、一瞬ぬか喜びしましたが、

そう単純な話でもないようです。

全体を牽引したのは輸出で、原動力となったの自動車。

半導体不足による供給制約が薄らいで欧米向けが伸び、

さらに訪日観光客の増加でインバウンド消費は前期比8.1%増の

3.8兆円となりコロナ前の水準に近づいたことなど外需が支えたようです。

しかし、内需や国内生産は弱く、設備投資は横ばい、GDPの半分以上を

占める個人消費も0.5%減と3四半期ぶりにマイナスに転じています。

だってぇ、物価高物価高物価高だもんねぇ、家計直撃の状況が続き、

食料などの非耐久財は1.9%減、白物家電などの耐久財も8.3%減。

つまり、財布のひもはなかなか緩められる状態ではないってこと。

4年ぶりの制限のない夏休みで外食や旅行などのサービス消費は

0.6%増えましたが、全体の落ち込みをカバーできるほどではない。

扇風機が多少カタカタ音がしても、冷蔵庫の冷えがいまいちでも、

う~ん・・・暑いのもあと少し、我慢するかっていうのが、

今現在の消費者心理なのですね。

個人消費は減、外需は元気。

GDPが3四半期連続でプラス成長となっても、内需と外需で明暗くっきり。

確かに、札幌の街中も外国人観光客の姿がかなり戻ってきていて、

中心部や狸小路のみならず円山公園界隈もインバウンド消費が回復、

北海道土産の紙袋をたくさんぶら下げた訪日観光客によく出会います。

台湾、韓国、香港、マレーシア、アメリカ、カナダなど各国に加え、

つい先日は中国の団体旅行も解禁されましたから、

二条市場や場外市場でウニ、カニ、昆布が飛ぶように売れる時代が

早晩戻ってくるかもしれません。外需は期待大。

しかし・・・内需・・・よね。

楽しそうな台湾からのお客様を微笑ましく眺めながらも、

さあ、こちらもいざ台湾へ!と今すぐ海外旅行へ行くには気分にはまだなれない。

物価高、円安、まだかすかなコロナへの不安もあってね、なかなかね。

この弱気、内気の消費者心理が国内景気にはマイナス、

とはわかっていても、急にお財布の中身が増えるわけでもないしね~。

この間もスタンドでガソリンを入れて請求された金額にぶっ飛んだもの。

エアコン使ってばかりだから電気代もさらに高くなるだろうし、

やはり・・・なかなか・・・内需は強気になれない。

しかし、ちょっと嬉しいささやかな国内消費で台湾へ行けた。

昨日、夫が台湾名物のスイーツ「豆花(トウファ)」を買ってきたのだ。

ご近所の人気デリ「農家の息子」で見つけたそうで、

これがね~、ひと口食べたとたん、台湾に行けた♪

「豆花(トウファ)」は豆乳をふるふるに固め、黒蜜やシロップ、

甘い煮豆やさつまいも、団子、フルーツなどをトッピングした、

台湾では古くから愛されてきたソウルフード的スイーツ。

「農家の息子」の豆花は現地そのままの美味しさを見事に再現、

おウチにいながら、甘くおいしい台湾旅ができたような気分。

一つ300円台のささやかな消費ではありますが、

わずかな投資で外需気分を味わえる内需に貢献した気分(笑)

本格的な足腰の強い日本経済への回復にはまだ至らずとも、

「内需豆花」で幸せを感じた晩夏の午後でした。

(写真は)

「農家の息子」の豆花(トウファ)

緑豆や金時豆、もちもち団子にフルーツ

黒蜜もたっぷりで台湾気分♪