マイかえし

まろやかで

角がとれた

深い旨み

これさえあれば

マイかえし

3連休は秋田を中心に東北は大雨、関東以南は猛暑、

この夏は極端な激しい気象状況が続いています。

またヨーロッパも記録的な熱波に見舞われ、ギリシャで40度超え、

ローマでも観光客などが熱中症で倒れるケースが相次いでいるらしい。

イタリア気象協会は今回の苛烈な熱波をダンテの「神曲」に登場する

3つの頭を持つ地獄の番犬「ケルベロス」、来週に予想される熱波を

ギリシャ神話で死者の魂を冥界に送る川の渡し守「カロン」と名付け、

気温40度越えの酷暑対策に警鐘を鳴らしています。

今月3日、世界の平均気温が摂氏17.01度に達し、観測史上最高を記録。

17度を超えたのは19世紀末に観測を開始して以来初めてだそうで。

エルニーニョと人類が出し続けるCO₂が暑さを加速させている要因。

地球が、半熟卵になっちゃうんじゃないだろうか、ヤバい。

昨日の札幌も蒸し暑く、こんな夏の日曜日のお昼は、

冷たいお蕎麦に限る!ということでおウチでお蕎麦屋さん開店(笑)

信州の戸隠蕎麦を茹でて、流水でキリッと締めて、

涼し気なペルシャンブルーのやちむんに盛りつけ海苔を散らします。

冷たいお蕎麦に添えるのは、みんな大好き「お蕎麦屋さんの玉子焼き」。

粋な蕎麦通が蕎麦が出来上がるまでの間にちょいとつまむ人気のおかず、

お店自慢のかえしを使ったじゅわっと甘辛い玉子焼き、

お品書きに見つけると、蕎麦通でなくてもついつい頼んじゃう。

近頃ようやく卵不足も少しずつ改善傾向のようなので、

ええ~い、ちょっと贅沢に冷蔵庫の卵使って作っちゃいましょう。

「自家製お蕎麦屋さんの玉子焼き」

池波正太郎先生が散歩の途中で立ち寄るお蕎麦屋さんのイメージね。

お蕎麦屋さんの玉子焼きの味を決める「かえし」は醤油、砂糖、味醂を

煮つめて寝かせたもので角がとれたまろやかで深い味が特徴。

これに鰹や昆布のおだしを加えてお蕎麦を作るのですが、

「煮返し」が略されて「かえし」となったと言われています。

この原理を応用、同量の醤油と味醂に鰹節を加えて煮立て冷ました、

なんちゃって「マイかえし」を作ります。これ湯豆腐のたれにもなるの。

貴重な卵にこのマイかえしを合わせ、味を見ながら三温糖も少し加え、

お蕎麦屋さんらしい甘辛味に調えたらあとは巻き巻き焼いていくだけ。

少々形が崩れても、少々焦げても、安心して下さい(笑)

ペーパータオルを巻簾代わりに焼きたての玉子焼きをくるくる巻いて、

少し寝かせておけば、うふふ、ちゃ~んとそれなりのヴィジュアルに♪

だし巻き卵もこのペーパータオル巻簾作戦でイケちゃいます。

さあ、白釉に藍絵付けが涼やかなやちむんの角皿に盛りつけ、

砥部焼の蕎麦猪口に冷たいたれを注ぎ、お蕎麦と玉子焼きを食卓に。

さあ、いっただっきまーす!

冷たいお蕎麦にちょいとたれをつけと香り高い海苔と本わさびとともに

ずずずーっ!落語家さんみたいに粋にすする。美味い!

そして「自家製お蕎麦屋さんの玉子焼き」をパクリ。

う~ん、上出来!ほどよく甘辛く、醤油と鰹の風味と香りも最高。

ちょいと焦げたのもご愛敬、自家製、ですから(笑)

蒸し暑い夏のお昼は冷たいお蕎麦とお蕎麦屋さんの玉子焼きに限る。

醤油と味醂と砂糖と鰹節さえあれば、

いつでも我が家でお蕎麦屋さん開店できちゃうよ。

「マイかえし」、まだまだ活躍の予感がする夏です。

(写真は)

「自家製お蕎麦屋さんの玉子焼き」

卵の入荷も少しずつ改善傾向

卵に感謝、ありがたい