コンチキチン2023
幾多の試練を
乗り越えて
受け継がれる
千年の夏まつり
コンチキチン2023
今日もどんよりしっとり曇り空。
もうどれだけ夏のお日さまにお目にかかっていないことでしょう。
先週9日日曜日の裏参道祭りを最後に晴れていない気がする。
日照時間が足りない、アタシも光合成ができない(泣)
そんな時テレビニュースから聞こえてきた祭り囃子に心が躍った。
コンコンチキチキ、コンチキチン♪
あああ、京都に夏を告げるあのお祭りだ。
昨日、祇園祭の前祭の山鉾巡行が行われたのでした。
日本三大祭りのひとつ祇園祭は平安時代の869年、疫病平癒を願い
祇園の神様を迎えた神輿3基と66本の矛を立てて御霊会を行ったのが始まり。
室町時代には四条室町を中心に町衆の自治組織である両側町がつくられ、
各町ごとに山鉾を作って街中を巡行するようになり、
現在まで千年以上続く歴史あるお祭りです。
豪華絢爛な「動く美術館」と称される山鉾巡行は祭りのハイライトですが、
祇園祭は7月1日から31日まで一か月間続き、この時季が近づくと
コンチキチン、コンチキチン、コンコンチキチキ、コンチキチンと
町のあちらこちらから祇園囃子が聞こえてきて、京都人は
「ああ、今年も祇園さんの季節やなぁ、夏やなぁ」と思うんどすえ。
今年はコロナ対策の様々な制限がなくなり、
八坂神社の神輿が氏子地区を練り歩くなど4年ぶりに本来の形に戻り、
千年続く祇園祭はフルヴァージョンで完全復活となっています。
コンチキチン2023、祇園囃子の音色もなんだか嬉しそう。
私もかつて祇園祭の山鉾巡行に合わせて宵々山から訪れたことがあります。
酷暑の中の見物を覚悟していったのですが、幸か不幸か(笑)
山鉾巡行当日は雨、カッパを着ての見物でしたが、それでも大感動。
くじ改め、注連縄切、辻回しなどなど、もうすべてが、千年の歴史。
さらに祇園祭は京都の街中そのものがミュージアムになります。
山鉾町にある旧家や老舗がそれぞれ所蔵する美術品や調度品などを飾り公開する
「屏風祭」が行われていて、国宝や重文級のお宝を誰でも拝見できるのです。
祇園祭を支えてきた町衆の暮らしと文化を垣間見られる貴重な体験。
そんな祇園祭は長い歴史の中で幾度もの試練がありました。
古くは応仁の乱で30年間中止され、本能寺の変が起きた天正10年には
11月に延期、江戸時代にも将軍や上皇の死去で延期、蛤御門の変では
山鉾町一帯が焼け、明治時代のコレラ流行でも何度か延期、
第二次世界大戦では戦中戦後5年間山鉾巡行が延期されています。
しかし、そんな数々の試練を祇園祭は乗り越えてきた。
祇園社とそれを支える町衆の心意気、京都という町の力が結集して、
乱も戦も病も耐えて、くぐりぬけて、乗り越えて、
コンチキチンの祇園囃子を絶やさなかったのだ。
新型コロナの試練を乗りこえて4年ぶりの完全復活をした祇園祭。
今日からは後祭の山鉾建てが始まり、
31日の疫神社夏越祭まで祭りは続きます。
コンチキチン2023、行きたいな~♪
(写真は)
祇園さんの季節
北国の街は
紫陽花が満開


