海を、想う
カニ
タコ
カレイ
恵みに感謝
海を、想う
見慣れないカニが大量発生。
昨日、コメンテーターとして出演させて頂いた「HBC今日ドキッ!」の
特集コーナーの主役は「オオズワイガニ」でした。
日高沖で大量発生、漁業現場で対応に苦慮しているそうです。
カレイの刺し網漁にごっそりかかり、肝心のカレイは獲れない。
大切な網を食い破ってしまうなど漁業被害が深刻。
網にかかるカニはサイズが小さく、廃棄か安値で売るしかないと
漁師さんたちにとってはまさに厄介者。
大量発生の原因はおととしの赤潮で天敵のタコが減少したために
オオズワイガニが増えたという説もあるようです。
これまで漁獲対象ではなかったオオズワイガニでしたが、
道は調査目的での捕獲を許可、様似町ではカレイ刺し網漁の漁師さんたちが
慣れないカニかご漁で600キロを初水揚げしたそうです。
問題は獲れたカニをどうするか。今は地元や札幌の一部のスーパーに出荷、
2ハイ300円などで店頭に並んでいるようですが、
見慣れないオオズワイガニが漁業資源として期待できるのか、
加工施設や販路開拓などの手間とコストに見合うのか、
う~ん、まずは、味だ。
というわけで、スタジオで実際にオオズワイガニを実食!
おすすめの味噌汁と、スタッフで一生懸命ほぐしてくれたほぐし身、
しかも甲羅に蟹味噌を添えた贅沢ヴァージョンでいただきました。
まずは、ほぐし身、蟹味噌をたっぷりつけて、ぱくり♪
お、美味しい~、甘い、味が濃い、旨みたっぷり!
甲羅のサイズは小さくても、ちゃんと、カニ!
ほぐした身の色も白と赤のコントラストが美しく、立派にカニ!
これで2ハイ300円とかって、即買い!
お味噌汁もカニの風味と旨みがしっかり出ていて抜群。
消費者からすれば、ほかのカニと遜色ない味のレベルで、
しかも成熟まで2年半と成長速度が速いそうで、
来年にはもっと大きくなっているかもしれず、
お値段もお手頃なら歓迎するばかりですが、そう単純な話でもない。
果たして来年以降も安定的に継続的に獲れるのか?
獲れたとしても、本来の刺し網漁への影響の心配はないのか?
実は1986年から87年にかけて噴火湾でオオズワイガニが大量発生、
しかし、2年するとぱったり姿を消し、なぜ大量発生したのか、
なぜ消えたのか、今も謎のままなんだとか。
海の中は、本当に、わからない。
たくさんの種が環境の変化に伴って勢力地図を変えることもある。
海流や水温、赤潮などの発生、その陰に潜む地球温暖化。
獲りたい魚が将来に渡って獲り続けられるのか不透明な一方、
獲るつもりのなかった魚が獲れちゃうことも増えている。
札幌は海から遠いけれど、
耳を澄ませて海のつぶやきを聞いてみたい。
カニ、タコ、カレイ、イカ、サケ、サンマ、ブリ、ニシン・・・
海の恵みのバランスはこれからどうなっていくんだろうか。
海よ、教えて。
わたしたちはどうしたらいい?
海に、感謝。
海を、想う。
(写真は)
ビル群の上の
青い空の向こうの
蒼い海の声に
耳を澄ませる初夏


