最古の用の美

暮らしの中で

使われてこそ

美しい

3万年前の

最古の用の美

あら、予報よりも元気な夏空が広がってきました。

早朝はしっとりしたライトグレーの曇り空でしたが、

だんだん青空と白い雲の面積が増えてきましたよ。

今日も、もしかすると、真夏日かも?

こんな夏の暑い日にぴったりの新果実が登場しました。

その名は「レモンメロン」。

レモンとメロンのいいとこどりをした新しいフルーツが

この夏、富良野で初収穫、昨日、市内のスーパーで販売開始、

コメンテーターとして出演させていただいたHBC「今日ドキッ!」のスタジオで

ラッキーなことに試食をさせていただきました♪

網目のないきれいなグリーンの果皮に包まれた白い果肉、

人生初の「レモンメロン」、いざ実食、パクリ・・・

・・・うわ・・・レモンの酸味が・・・爽やか~・・・

そののち・・・おお・・・メロンの風味が追いかけて来る。

初めて過ぎて、ちょっと脳が混乱する(笑)

レモンのちメロンの新果実「レモンメロン」、

熟すにつれて、梨のようなシャリシャリした食感から

メロンのような柔らかさに変化し、甘さも増すらしい。

スタジオでいただいたレモンメロンは、ちょうど半熟くらい?

少し柔らかめの梨といった食感、爽やかな酸味、香り、すっきりした甘さ、

暑い夏にさっぱりいただけるクールな新フルーツという感じ。

新感覚のメロンを外国産の5品種などから開発された新品種だそうですが、

お中元に差し上げると食卓で盛り上がってもらえそう。

戴くのももちろん大歓迎な(笑)新果実「レモンメロン」でありました。

明けて今朝の朝刊1面トップに嬉しい見出しが躍っていました。

「遠軽の黒曜石 最古の国宝」

遠軽町の白滝遺跡群から出土した後期旧石器時代の黒曜石などの石器類が

昨日27日、正式に国宝に指定されたのです。

旧石器時代の出土品としては全国初で、国宝では最古。

対象となるのはやり先に取り付けて使う短冊形の「細石刃」や

先端が尖った国内最大級、全長36cmの「尖頭状石器」など1965点。

約3万~1万5千年前の後期旧石器時代の石器類となります。

国宝に指定された1965点はいずれも白滝地区の7つの遺跡から出土。

旭川紋別自動車道の建設工事に先立ち1995年から2008年にかけて

行った発掘作業で出土したもので、これまでに発掘した資料は約768万点、

大半が地区内の赤石山で採取された黒曜石で作られているそうです。

その黒曜石の石器類の写真を見て、圧倒的な美しさに魅せられました。

遠軽町埋蔵文化財センターに展示されている最古の国宝たちは

赤い配色の展示スペースの中で漆黒に光り輝いています。

荒々しくも優美に削り出された黒曜石の断面の神秘的な輝き、

切っ先は天を突くように鋭く、それでいて、どこか温かみを感じます。

3万年前の人々が狩りをしたり、獲物を捌いたり、木ノ実を砕いたり、

草木を刈ったり、土を掘ったり、暮らしの中で使い続けた漆黒の石器。

人の手の温もりを映しているから、冷たい石器なのに体温を感じる。

遠い遠い旧石器時代が、一気に身近に感じられるような気がします。

民藝運動の創始者である柳宗悦は名もなき職人の手仕事から生まれた

陶器や木工、染色などの生活雑貨に美しさと新たな価値を見出し、

「民藝的工芸品」=「民藝」として尊びました。

その核となったのが「用の美」。

美術品や鑑賞のための工芸品にはない、

暮らしの中で使われてこその機能的な美、それが「用の美」。

誰かに褒められたり、高く売り買いされるためではなく、

人々の日々の営みの中で「用」を成すことで生まれる美なのです。

3万年前の最古の国宝。

オホーツクの白滝遺跡群の漆黒の黒曜石石器類は

最古の「用の美」を私たちに伝えてくれていた。

遠軽に、会いに行きたくなる。

(写真は)

暑い夏の日に

冷たい水沢うどん

沖縄やちむんの青い器

南国の用の美