いろいろな人生

結婚する

結婚しない

子どもを迎える

人形もいろいろ

いろいろな人生

今朝はちょっと物憂げな6月の曇り空です。

こんな日はじっくりゆっくり物事を考えたり、

静かに思索したりするのにふさわしいような気がします。

きっと哲学者は曇りの日に真理に気づいたに違いない、なんてね。

「GDP上方修正 年2.7%増」「4月経常収支76%増」など

コロナ禍から回復基調にある経済情勢を反映する見出しが目立つ中、

朝刊各紙の経済面にもうひとつ注目すべき記事が載っていました。

「おもちゃ市場 1兆円超え」

2022年のおもちゃの国内市場規模が1兆円を超えたそうです。

販路が異なるテレビゲーム以外のカードゲーム、知育用品、模型、

ミニカーなどに加え、人気のカプセルトイの650億円を合計した数字で

大人向けや外国人観光客の需要を掴んだ業界の工夫の結果とか。

例えばタカラトミーのロングセラー「プラレール」では

模型のように精巧な車両が売りの「リアルクラス」を新たに展開。

アニメなどのキャラクターグッズやカプセルトイは

復活しつつある訪日観光客のお土産として高い需要があるようです。

明日から開催される最新商品を集めた「東京おもちゃショー」では

デジタルや多様性など時代を映したおもちゃの展示が注目されます。

「ライブ配信遊び」ができるヘッドセット付きのパソコン型トイや

自撮り棒が付いたカメラのおもちゃなどはインターネットにつながらず、

子どもたちが憧れるユーチューバーやインフルエンサーを

安全に疑似体験できるおもちゃとして人気が集まりそうです。

そして、ロングセラーは常に進化を続けていました。

タカラトミーの8代目「人生ゲーム」では、1968年の初代モデル以来、

「当然のプロセス」だった「結婚」が、ルーレットで偶数が出れば「結婚する」

奇数が出れば「結婚しない」人生を進む形に選択肢を増やしたのです。

さらに「男の子が生まれる」などとしていたマス目の表記も

「子どもを迎える」に変え、結婚をせずに子供を迎えるなど

人生観や家庭観の多様化を反映させたゲームにアップデートされました。

ブルーとピンクの2色だけだった人形のピンも白、赤、緑、黄色を加え6色に。

性差のイメージにとらわれず自由に選べるようになったのですね。

そうだよ、人間も、人生も、いろいろ、なんだよ。

人生の選択が固定化されない多様性を尊重した最新の「人生ゲーム」。

いろいろな人生がちゃんと選べて、ちゃんと法律に守られるべきなのに。

裁判所も同性婚に踏み込んだ司法判断を示しているのに、

立法府だけが、なんだか、もやもやぐずぐずしているように見えてくる。

いろいろな人生の大切さ。

おもちゃは、知っている。

(写真は)

沖縄の琉球張り子

子どもたちの

健やかな成長を願う人形

ユーモラスでおおらかで大好き