オレンジクライシス

イカにサケに

サンマに卵に

食卓の心配が

また増えた?

オレンジクライシス

イカもサケもサンマも獲れず、

招かれざるオオズワイガニが大量発生。

鳥インフルエンザと飼料価格高騰からの卵不足。

食卓の心配事が続く昨今でありますが、また新たな悩みの種が。

世界中でオレンジが奪い合い?

アメリカやブラジルなどの主要なオレンジ生産地で

ハリケーンなどの天候不順による被害や病気の影響が拡大し、

オレンジの供給が世界的に逼迫しているそうです。

今年のアメリカのオレンジ生産量は、56年ぶりの低水準との予測で

国内は深刻な輸入オレンジ不足となっていて、キリンビバレッジは

フロリダ生まれのオレンジジュース「トロピカーナ」が

6月1日から2か月間販売休止になると発表しました。

まさに、オレンジクライシス。

搾りたてのフレッシュジュースが人気のジュースバーも

オレンジの入荷が不安定でミックスジュースに影響が出たりしているらしい。

そんな心配なニュースを耳にすると、いつも行く八百屋さんでも

ついついオレンジに目が止まってしまいました。

う~ん、お値段は、確かに、いつもより上がっているような。

それでも品物があるだけありがたいと、2個ほど買い求めました。

北海道産の真っ赤なトマトもあったので仲良くゲット。

初夏にぴったりの我が家の定番サラダでいただきました。

白バルサミコとオリーブオイルのドレッシングで作る

「トマトとオレンジのサラダ」。

赤とオレンジのコントラストが晴れやかで爽やか、

バレンシアオレンジの爽やかな甘さがトマトとよく合うの。

う~ん、やっぱり、美味しい♪

でも・・・いつも手軽に買えた輸入オレンジが消えると、困るなぁ。

香りが良くて、果汁たっぷりで、甘くて、

デザートでもお料理でも活躍してくれる貴重なフルーツですもの。

だがしかし、輸入オレンジが気軽に買えるようになったのは

日米貿易交渉でオレンジの輸入枠撤廃は決まった1988年以降のこと。

その昔、温州ミカンしか知らなかった昭和の少女にとっては、

外国のオレンジは、長く、憧れの果物だったのだ。

昭和40年代、まだ小学生くらいだっただろうか、

母が定期購読していた婦人雑誌をめくっていると、

真っ白なレースのエプロンをした料理研究家らしきマダムが

お洒落なキッチンで鮮やかなオレンジ色のフルーツを絞っている写真があった。

記事に添えられたマダムのコメントをはっきり覚えている。

「子どもたちには、本物を飲ませたくて、

ジュースもオレンジから絞っっています」。

???本物の、オレンジ???

アタシが、いつも飲んでるオレンジジュースはニセモノなのか?

軽いショック(笑)とともに、

マダムが手にした鮮やかなオレンジ色の果物が、

いつも食べてるみかんとは全く別物で、どうやら、これが

「本物」のオレンジらしいと認識したのだった。おかっぱ頭は誓った。

いつか、アタシも本物のオレンジジュースを飲んでやる。

その夢が実現したのは大学の卒業旅行で訪れたアメリカ西海岸。

サンフランシスコの近郊のスタンドで、

搾りたてのオレンジジュースを飲んだ時だった。

あの鮮烈な美味しさ、オレンジと白のストライプの紙コップまで覚えている。

今は世界中の食べ物が手軽に食卓にのぼる時代ですが、

それって、実は、そう当たり前のことじゃなくって、

地球環境の変化や社会情勢や様々な要因によって

ある日突然、姿を消すリスクは、決してゼロではないのだ。

憧れの果物があった昭和のあの思い出は

むしろ、幸せだったのかもしれない。

オレンジクライシスにあれこれ思う朝。

食べられることに、感謝。

(写真は)

我が家の定番サラダ

「オレンジとトマトのサラダ」

これからも、ずっと

食べられますように