新緑のおさかな

魚偏に

葉っぱ

春から初夏へ

はんなり美味な

葉っぱのお魚。

さあ、今日から、暦の上では夏です。

本日5月6日は二十四節気の「立夏」。

爽やかな青空に新緑が眩しい夏が立つ季節ですね。

あいにく札幌は朝からしとしと雨が降っていますが、

肌寒くても「立夏」と思えば、なんだか嬉ししくなります。

そんな立夏イブの昨日、こどもの日の金曜ごはんは大人な和食に。

ご近所スーパーの鮮魚売り場に躍る「春はカレイ」のコピーに誘われて、

今が旬の北海道産黒ガレイをチョイス、

甘辛いカレイの煮つけを中心に和の献立にいたしました。

カレイはとても種類の多い魚ですが、

北海道の春から初夏にかけてマガレイやババガレイなどが水揚げされ、

特に昨日はサイズも大きな立派な子持ち黒ガレイが目を引きました。

新鮮な黒ガレイを一目見たら、甘辛く煮つけずにはいられない(笑)

煮魚は平たいフライパンで作るのがベスト。

底に昆布を敷き、水にたっぷりの酒、味醂、醤油、三温糖を加えて煮立て、

カレイをそっと入れて、薄切りの生姜、春ゴボウも加えたら、

あとは落し蓋をして時折煮汁を身にかけながら中火で煮つけます。

カレイの身に入れた包丁目がふっくら開き、

甘辛い煮汁がつやつやしてきたら、火を止めて、そっとお皿に盛りつけます。

カレイは皮も身もやわらかいので、ここが一番緊張する場面かも。

そ~っとお皿に移し、ゴボウを添えて、鼈甲色の煮汁をたっぷり。

「立夏イブの黒ガレイの煮つけ」完成!

さあ、お箸を入れて、甘辛の煮汁にたっぷり浸して・・・パクリ・・・

う・・・うんまぁぁぁ~~~!!! 美味しい~~~!!!

はんなりやさしい白身がお口の中でとけていくようです。

やっぱ、黒ガレイの煮つけは、美味しいねぇ~。

「クロガレイ」はカレイ科マガレイ属、全体に黒い姿からその名がつき、

北海道東北以北の冷たい海で獲れ、産卵期を迎えた春から初夏の

子持ちカレイは特に煮つけにすると絶品と人気のお魚です。

黒ガレイの白身は透明感があり、加熱しても硬く締まらず、

クセのない上品で甘みのある味わいは煮魚にうってつけ。

一緒に炊いた春ゴボウもまたお魚の旨さを吸い込んでいて、

その香りもあいまって、黒ガレイと春ゴボウの相性も抜群です。

しかし、そのはんなりした白身と対照的に意外に骨がごつい。

平たいお魚だからそんなに運動量もないと油断していると、

意外にガッツリ立派なあばら骨?が出現してちょっとびっくり。

両側のひれについてる小さな骨もサイズの割にはゴツいので、

食べる時にはあわてんぼうの私などは注意が必要(笑)

カレイの名前の由来は体が枯れた木の葉のような色をしていて、

魚のエイに似ていることから「カラエイ」と呼ばれ、それが転じたとか。

漢字の「鰈」は、葉っぱのように平たい魚という意味だそうですが、

春の黒ガレイの美味しさといったら、枯れた葉っぱというよりは、

立夏イブの眩しい新緑の葉のイメージがお似合いですね。

春から立夏へ。

北海道のお魚カレンダーも

ますます楽しみになってきます。

豊かな北の海に感謝♪

(写真は)

「立夏イブの黒ガレイの煮つけ」

はんなりやわらかな白身と

春ゴボウと甘辛煮汁

新緑のおさかな美味なり