花のいのち

ああ・・・

花のいのちは

みじかくて

知らぬうちに

減っていた?

桜の季節。

街をゆき、山を仰ぎ見、緑地を歩けば、

あちらこちらで美しいピンクの桜が咲いている。

でも、知らなかった。花のいのちのこと。

「円山公園 減りゆくサクラ」。

今朝の北海道新聞朝刊の札幌圏のページに大きな見出しが載っていました。

札幌の桜の名所として知られる円山公園の桜の木が最盛期に比べて

3分の2程度に減っているのだそうです。

我が家から歩いて3分もかからないご近所なのに、

円山公園の桜の木がそんなに少なくなっていたとは、ショック。

原因は「サクラこぶ病」などの病気により毎年伐採されるためで、

花見エリアの桜の数は最も多かった1999年度の189本から

現在は127本と26%も減っているのだそうです。

桜の寿命は60~70年程度、円山公園では20年~60年の木が多いのに、

若い木でも病気で寿命を待たずに枯れてしまうと伐採するしかないらしい。

また桜は日当たりが良い場所を好みますが、円山公園はハルニレや

カラマツなど大きく成長する樹木が多く、桜同士も近接していて、

日光が遮られ、病気に感染しやすいのだそうです。

さらに大勢の人が訪れて土が踏み固められて根が呼吸しずらくなり、

成長を妨げていることも影響していると考えられています。

近年は保護するため根元周辺に立ち入り禁止表示が設置されていたり、

お花見客にも桜の木を保護する呼びかけがされていますが、

思った以上に桜さんたちはダメージ受けていたのですね。

円山公園は原生林の面影を残す美しく雄大な樹木が生い茂り、

春にはその雄々しい緑と桜のピンク色のコントラストが見事で、

お花見の名所としてたくさんの人々が訪れていますが、

その大きな樹木で日当たりが遮られ、たくさん踏みしめられることで、

桜の木の根元が傷み若くして伐採されてしまうなんて、悲しすぎる。

桜を管理する札幌市はほかの樹木の成長も尊重し、

花見エリアの桜を計画的に管理しなければ維持できない時代になったとし、

桜の「維持ゾーン」では10年先、「再生ゾーン」では50年後を見据え、

桜の状況を見ながら適宜伐採、間伐、捕植をしていきそうです。

春になれば、円山公園に桜の花が咲く。

あたりまえだと思っていた風景は、実はあたりまえではなかった。

ちゃんとみまもり、日当たりを考え、桜を傷めないようにしなければ、

10年先、50年先、100年先の春の景色から桜が失われてしまうかもしれない。

マンション前の桜並木も

ここ数年、まだ若いのに病気になって枯れる木がありました。

伐採予定を示す黄色いテープが巻かれ、春風になびく様子が悲しかった。

花のいのちは、永遠じゃない。

健気に花開く桜が

いっそう愛おしい春です。

(写真は)

桜を緑を大切に。

花のいのちを感謝して

花見団子をいただく春