桜と黄砂と20分間

桜が咲いた

黄砂が飛んできた

そして、突然のアラーム

黄色い空を不安に見つめる

朝の20分間

駐車場の一本桜も開花、史上最速の桜前線とともに

大陸からは招かれざる訪問者、黄砂が飛来、

まるで北京のように黄色く煙った札幌の空を眺めていると、

突然、あの、心臓がきゅっと縮むようなアラートが鳴った!

今朝8時少し前、政府は北朝鮮が弾道ミサイルとみられるものを発射、

北海道周辺に落下するものとみられるとしてJアラートを発表。

テレビもラジオも一斉に速報に切り替わり、

「直ちに避難」と呼びかけました。

屋外にいる人は頑丈な建物の中か地下へ直ちに避難、

屋内にいる人も窓のそばから離れ、できれば窓のない部屋へ避難するよう、

何度も何度もテレビ、ラジオが呼びかけている間、

たった一人のリビングでとりあえず窓から離れたソファに座り、

黄色く黄砂に煙る空の向こうをこわごわ見つめているしかありませんでした。

やがてミサイルとみられるものは北海道への落下の可能性はなく、

さらに北海道沖のEEZ外の海域に落下した模様との情報が流れ、

ほっと緊張が解け、ようやく肩の力が緩みました。

その間、およそ、20分間。

不安とともにテレビの速報画面を見つめた20分間に頭をよぎったのは、

ロシアの侵攻によりミサイル被害を受けたウクライナのこと。

いつもと変わらない朝食をとっていたであろう街の集合住宅に

警報とともに、あるいは前触れもなく、ミサイルが飛んできて、

破壊的な被害を与えた数々の映像がフラッシュバックしました。

悪意を持って発射された軍事ミサイルが

人々の命、暮らし、財産、すべてを奪い尽くしたあの映像は、

今、自分がJアラートに怯えているこの20分間と、

実は、すごく近いのだと、実感しました。

今回はたまたまEEZ外に落下したけれど、

次もまたそうだとは限らないかもしれない。

平和な日常が突然断たれる悲劇がウクライナでは現実に起きている。

自国の意志をミサイルに託す暴挙など、絶対に容認できません。

桜は南から北上し、黄砂は大陸から飛んでくる

地球は丸く、世界はつながっている。

ミサイルは、言語じゃない。

神は人に言葉を与えたのに、

なぜもっと自分たちのために使わないんだろう。

桜と黄砂と20分間。

咲き始めた桜色の花と

黄色く煙る空を見ながら、

色々考えた朝だった。

(写真は)

マイ開花宣言

駐車場の早咲きの一本桜が昨日咲いた

桜前線ご一行様もまもなく到着