鋤と葡萄

パリの北東150km

北緯49~50度

年間平均気温10.5℃

栽培北限の春

鋤と葡萄の物語

WBC侍ジャパン世界一の余韻を残しながら、昨夜はサッカー、

新生森保ジャパンの初陣、キリンチャレンジカップウルグアイ戦をテレビ観戦。

結果は1-1のドローでしたが、サッカーファンとしては

収穫も課題も色々見つかり、そういう意味では手応えありの試合でした。

ハーフタイムにチャンネルを替えると、

フィギュア世界選手権女子フリーの中継が放映されていて、

野球、サッカー、フィギュアスケート、

世界レベルのプレーをリビングで観られる幸せをかみしめる春ですね。

昨夜の我が家はWBC世界一を祝って、おウチでシャンパンファイト♪

息子たちから贈られたバースデーワインの中から極上の一本を開けました。

「Laherte Fre’res  Extra Brut Urtradition」

{ラエルト・フレール エクストラブリュット ウルトラディション)

印象派の絵画のようなオレンジ色のラベルが美しいシャンパーニュは

1880年ドメーヌとして創業、現在7代目とその父がシャヴォ村周辺の

11haの畑を管理、6代目の代からビオロジック栽培に取り組み、さらに

息子の7代目がビオディナミ栽培に転換したシャンパーニュ地方の

新世代を担う注目の小規模生産者であります。

ビオワイン(自然派ワイン)に使われるブドウの栽培方法には

2つの自然農法があり、「ビオロジック」は無農薬、有機肥料で育てる

いわゆる有機栽培、EUの規定では有機農法転換後3年以上経たないと

ビオロジックとは認められません。

「ビオディナミ」はビオロジックの中のひとつの方法で、

土壌や生物だけでなく天体の動きまでも反映した栽培方法。

月や星座の動きによってブドウの種まきや収穫の日取りを決め、

畑を限りなく自然に近づけるため草が生い茂り、虫や鳥が生きている畑で

育てるので毎日の手入れがより一層重要で、大変手間がかかります。

パリの北東約150km、北緯49~50度、年間平均気温10.5度という

ブドウ栽培の北限地域にあたるシャンパーニュ地方。

その中のシャヴォ村にあるLaherte Ere’resのブドウ畑の春は

すべての畑を鋤で耕すことから始まります。

畑をより健全な状態にし、ブドウの育成に必要な自然のメカニズムを

引き出すために四季を通じて丹念に続けられる手作業による耕作、

繊細な畑の管理、エコロジーな天然植物衛生の保護によって

もたらされた珠玉のシャンパーニュで、我が家のシャンパンファイト!

うわぁ・・・抜栓した瞬間に高貴な香りが広がります。

金色がかった美しいシャンパンカラーに繊細な泡が立ちのぼる。

ひと口含むと・・・熟したプラムやリンゴのような香り。

柔らかな口当たり、みずみずしい果実味が広がり、繊細で軽やか、

それでいて心地よいどっしりとした厚みを感じて、

すっきりした酸とビオ酵母のニュアンスの余韻にもううっとり・・・。

まだ見ぬシャヴォ村のブドウ畑が目に浮かぶ。

春の冷たい風にも負けず、黙々と鋤で耕す人々の姿が見える。

土と草と虫と鳥と月と星と人が誠実に手をつないだシャンパーニュ。

親しみやすくて上品でこんな素敵な1本、大切に味あわせていただきましょう。

鋤と葡萄の物語。

ただただうっとりの

シャンパンファイトでありました。

(写真は)

「Laherte Fre’res  Extra Brut Urtradition」

品種はムニエ60%、シャルドネ30%、ピノノワール10%。

白葡萄の軽やかさと黒葡萄の力強いボディのバランスが絶妙

お料理とのマリアージュは明日ね♪