言葉の日
知らず知らず
無意識
思い込み
気づいてほしい
言葉の日
今日3月8日は国際女性デーです。
ジェンダー平等を進めるために国連が定めた日に合わせて
朝刊にも関連特集記事や企業の全面意見広告が掲載されていました。
非正規雇用の比率が高く生涯年収に大きな男女格差がある現状などを
伝える記事などとともに、はっとしたのが「言葉」に関する広告。
看護婦→看護師 女優→俳優 父兄→保護者 女医→医師
OL→会社員 家政婦→家事代行 嫁・婿→子の妻・夫 主人→夫などなどの
言葉の変化とともにこんなコピーが続いていました。
「私たちに染み付いた無意識の偏見をまず言葉から変えていく。」
京都女子大学や芝浦工業大学などの大学と地方競馬全国協会による全面広告。
気づかぬうちに思い込みや偏見の言葉たちが日常のあちこちに存在し、
知らず知らずのうちにその言葉たちが社会の空気や価値観を作ってしまう。
だから言葉が変わることで無意識の偏見に気づき、変わっていくきっかけになると
近年のメディアで実際に変化してきた言葉たちが列記されていたのです。
知らず知らず+無意識+思い込み≒偏見
ジェンダーに関する言葉の変化からはそんな数式が浮かび上がります。
男性が社会を動かし、女性はそのサポートに徹する、
そんな社会モデルが当たり前だった時代の「言葉」を考える日、
それが国際女性デー、なのかもしれません。
同じ日の朝刊読者欄にも、ほっとする記述がありました。
24歳の大学生は高3の時、憧れの塾の先生に第3志望の大学に進むことを
報告すると、彼女はこう言ったそうです。「女の子はそのくらいの方が
結婚しやすいから良かったと思うよ」。ロールモデルの女性の「言葉」に
大きなショックを受けた経験をつづっていました。
一方で13歳の男子中学生は、母が1週間入院中、父が料理してくれたが、
退院した母から男性も料理できないと困ると教わり始めたそうで、
包丁も持ったことないのに、ピーラーでじゃがいもを剥くよう言われ、
四苦八苦した様子を投稿していました。「そんな僕でも徐々に慣れ」
すべての野菜を切って作ったカレーは「いつもよりおいしい気がした」とか。
家庭で塾で、社会のあらゆる場面で、
知らず知らずの思い込みに気づく機会が増えている。
おっかなびっくりじゃがいもの皮を剥いた13歳の彼が大人になる頃、
どれだけの「言葉」が変化しているだろうか。
今日は国際女性デー。
「言葉」について考える、
言葉の日でもあった。
(写真は)
男爵いもで
ポテサラを作った
「男爵」・・・そうか、
爵位は、男性オンリーだったからか
言葉の日に、ふと気づく


