サクラ咲く

受験の朝

寒中の窓辺に

希望の花が

ほころんだ

サクラ咲く

大学入試の共通テストが始まります。

今日と明日、全国で51万人の受験生が緊張の朝を迎えました。

勉強だけでも大変なのに、新型コロナの感染拡大が続く中、

受験生もご家族も試験本番を迎えるまで緊張の日々だったことでしょう。

「受験生見えなくなるまで見送ってなぜだろうハラハラ泣けてくる」

                         松田由紀子

今朝の天声人語がこんな短歌を紹介していました。

10年前、受験生の母だった当時を思い出し、胸がぎゅっとなりました。

体調を気遣い、食事を作り、あるだけのお守りを渡し、

脳を活性化させるチョコをお弁当にしのばせ、

親としてできることはなんでもやったつもりでも、

問題用紙に立ち向かうのは息子、私にこれ以上何ができたただろう。

1年で1番寒い真冬の道を会場に向かって歩いていく背中をみながら

受験生の母の思いはなんとも形容しがたく・・・

そうなのだ、ただハラハラ泣けてきたのだった。

送り出した安堵とこれ以上何もできない焦燥と案じる心と

そして同時にここまでたくましく頑張ってきた我が子の成長を実感し、

言葉の代わりに、涙が出てきたことを覚えている。

あれから10年も経つんだなぁ。

そんな記憶を思い出した大学入試共通テストの朝、

あ、桜が咲いた。

窓辺に飾った一枝の桜のつぼみが満開になっていました。

全国679の会場で試験が行われる共通テスト、

今日は午前9時半から地理歴史。公民の試験が行われています。

真っ白の雪景色の向こうから全国51万人の鉛筆の音が聞こえてくる。

カリカリ、カリカリ、カリカリ・・・

しんどかった努力はきっと花を咲かせる。

春はもうすぐそこだ。

自分を信じて、応援してくれた人を信じて、頑張れ!受験生。

サクラ咲け!

(写真は)

受験の朝

窓辺に咲いた

一枝の桜

サクラ咲く