がめくりこむ幸せ

ごぼう

蓮根

椎茸

鶏肉

がめくりこむ幸せ

大雪のあとにいきなりの気温上昇。

道路はでこぼこ、ぐしゃぐしゃ、落雪の危険も増すし、

雪はやんでも、悩ましい日々が続いています。

今日の足元は長靴が正解かもしれませんね~。

さて、まさかの出来事でとんだ年越しになってしまい、

お雑煮やおせちなどお正月料理計画はほぼ吹っ飛んでしまいましたが、

それでもなんとか3日遅れでお雑煮、4日遅れで筑前煮だけは作りました。

鶏肉もいったん戻しておいた干し椎茸もちゃんと冷凍しておいたのよ。

さあかなり遅れませんがらの、お正月恒例の筑前煮作り。

まずは大ぶりに切った鶏もも肉を両面こんがり焼き目をつけ、

下ごしらえをした牛蒡、蓮根、金時人参、筍、こんにゃくなどを

加えてざっと炒め、だしを注ぎ、酒、味醂、醤油、三温糖を入れて、

落し蓋をしてことこと煮含めていきます。

ああ、いつものお正月がやっと戻ってきたわ~。

出来上がった筑前煮にだしでさっと煮含めた桜の生麩、

さっと茹でたさやえんどうを飾ったらできあがり。

鶏肉はほろほろ、味が沁みた根菜やこんにゃく、椎茸が美味い!

「筑前煮」は福岡の郷土料理。

秋の福岡旅を思い出しながら、しみじみと味わいましたが、

実は、本家本元の福岡ではもっぱら「がめ煮」と呼ばれ、

「筑前煮」は福岡県以外で呼ばれる名前らしい。

「がめ煮」という名の由来は諸説あるようです。

鶏肉や根菜など色々な材料を使うので博多の方言で

「よせ集める」という意味の「がめくりこむ」からついたという説や

豊臣秀吉が朝鮮出兵する時に博多に立ち寄り、スッポンをつかまえて

野菜と料理したことからスッポンの博多弁「がめ」から来たという説も。

う~む・・・スッポン説よりは・・・がめくりこむ説を支持したい(笑)

鶏肉、ゴボウ、蓮根などなど具材がたくさん使われる「がめ煮(筑前煮)」は

栄養バランスも良いし、繊維質が多く噛み応えのある根菜を食べるのは

消化も助けてくれるし、実に優れたお料理だと思います。

福岡ではお正月やお祭り、結婚式などお祝い事によく作られる「がめ煮」。

人々が集まり幸せをわかちあう食卓には欠かせないお料理なんですね。

がめくりこむと、きっと、いい事がある。

筑前煮でがめくりこむ幸せを感じる2023年遅ればせのお正月なのでした。

(写真は)

2023年の

筑前煮=がめ煮

生麩の桜が

一足早い春を告げる