鉋と刷毛

ひとつ

ひとつ

土に伝わる

手の温もり

鉋と刷毛

身体が、まだ、カタール時間になっている(笑)

明け方4時開始の試合に合わせるように3時過ぎに目が覚めるのです。

まあ、基本的に超朝型ではあるのですが、さすがに3時は早過ぎる。

で、ぱかっと目が覚めた途端、あぁ、もう今朝は試合はないんだ。

あぁ・・・もう2試合で終わりなんだと悲しくなる。

今晩24時からの3位決定戦、明日24時からの決勝戦を前に、

早くもワールドカップロスに陥っている私。

クリスマスやお正月を楽しみにし過ぎて、始まる前から

終わっちゃう哀しみに暮れる子ども時代を思い出す。

なんか、そーゆー、ややこしい子どもだったのだ(笑)

しかし、決勝はもちろん、今晩の3位決定戦はとても楽しみ。

不屈のクロアチアと快進撃モロッコ、

どちらも応援したくなるチームの対決、

きっと、とってもいい試合になるような気がします。

さて、長い間お届けしてきた2022秋の福岡旅リポートも

まさかの帰りの飛行機時間勘違い事件で、余韻もないまま(笑)

怒涛の幕引きとなりましたが、

旅の楽しみは帰ってきてからも続くもの。

そう、旅のお土産であります。

野宮的お約束、旅に出たらその土地の器を手に入れるべし。

今回の収穫は「小石原ポタリ―」。

福岡県東峰村で350年に渡り焼かれる伝統的な陶器

「小石原焼(こいしわらやき)」の窯元とフードコーディネーターが

コラボして生まれた料理をおいしくする器シリーズであります。

福岡のお洒落タウン薬院にある高感度生活雑貨ショップ

「B・B・B POTTERS」でゲットした「小石原ポタリ―」の器を

帰宅してからいそいそと荷ほどき、丁寧な梱包を解くと・・・

おおお~、やっぱ、めっちゃ素敵~~~♪

今回セレクトしたのは大鉢とパン皿。

どちらも小石原焼きの伝統技法を使って作られています。

350年にも長きにわたって受け継がれる装飾技法、

「飛び鉋(とびかんな)」と「刷毛目(はけめ)」です。

温かなオフホワイトの化粧土が美しい大鉢は

中心に向かって規則的で正確な幾何学模様が点々と連なります。

まるでエネルギーが中心から外に向かって放出されているような

生命力を感じるアーティスティックな模様。

これが「飛び鉋(とびかんな)」。

白い化粧土をかけた器をろくろで回しながら、鉋の刃先を軽く当てると

弾かれた鉋がぴょんぴょんと飛び跳ねることで、生地が削り取られ、

規則的な連続模様が生まれるのです。まさに一瞬の芸術。

そしてパン皿の印象的な模様が「刷毛目(はけめ)」。

化粧土をかけてすぐ、乾かないうちにろくろを回転させながら

刷毛を当ててつけた模様です。リムの上にぽってりとあしらわれた

ブラウンの刷毛目模様がなんとも温かく、ちょっと北欧風にも見えます。

さっそく飛び鉋の大鉢には牛肉と小松菜のオイスター炒めを、

刷毛目のパン皿は鱈の香草パン粉焼きの取り皿で大活躍。

どちらの器も和洋中エスニック、どんなお料理も懐深く、

おいしく見せてくれる温かくて力強い魅力があります。

山々に抱かれた天空の陶芸の郷で

ずっと受け継がれてきた「飛び鉋」や「刷毛目」などの技法は、

特別な道具ではなく、身近な道具を使って、

陶工の一瞬の技術によって生み出されたもの。

土と手の温もりと身近な道具と。

暮らしの中で生まれ、使うことで美しさが際立つ器たち。

新しい「用の美」をお迎えして、またひとつ幸せが増えた。

鉋と刷毛。旅の素敵な思い出。

(写真は)

伝統とモダンが融合

「小石原ポタリ―」

飛び鉋の大鉢と刷毛目のパン皿

我が家の食卓で大活躍