諸説ちゃんぽん
あれこれ
おいしい
山海の具材が
仲良く集合
諸説ちゃんぽん♪
2022秋の福岡旅リポート~長崎編その⑪
晩秋の週末2泊3日の福岡旅、初日は博多の歴史、文化、グルメを楽しみ、
2日目は開業1か月の西九州新幹線で長崎日帰り弾丸ツアーを決行、
滞在時間は7時間、路面電車で長崎の見どころを駆け巡ります。
鎖国時代の異国文化を伝える「出島」、潜伏キリシタン「信徒発見」の舞台
「大浦天主堂」、開国後の長崎の歴史を偲ぶ「グラバー園」をめぐり、
日本最古の中華街「長崎新地中華街」で和華蘭食文化を堪能すべく、
1927年(昭和2年)創業の老舗「会楽園」でランチを楽しみましょう。
絢爛豪華な北の玄武門を入ってすぐ左にある壮麗な5階建ての建物は
中国伝統建築の熟練職人による華麗な吉祥文様や意匠が施されています。
スタッフはきびきびと軽快に満席の店内を回遊魚のように笑顔で動き、
活気があって、それでいて、とっても居心地が良くて落ち着くお店。
まずは長崎名物の揚げた海老トーストのような「ハトシ」とともに
冷え冷えの生ビールで乾杯!夏日の長崎を駆け回った喉に沁みる~。
ハトシ旨し!なんて、ご機嫌でビールをぐびぐびしていると、
「お待たせしました、特製ちゃんぽんです」
お待ちかねの長崎ちゃんぽんが、やってきた~!
「ちゃんぽん」は長崎の歴史と風土が作り上げた名物麺料理。
その語源には諸説あり、①中国福建省の言葉で簡単なご飯という意味の
「喰飯(シャンボン)または「吃飯(シャボン)=ご飯を食べましたか?」、
もしくは②ポルトガル語の「チャンポン(混ぜる)」が語源、
③当時の中国人の呼び名「チャン」と日本人の「ポン」が合わさった
④異質(異国)のものが融合するという意味から、
鐘のチャンと鼓のポンを取ってチャン+ポンとし・・・などなど
その語源は、まさに諸説がちゃんぽん(笑)
さらに由来も諸説あって、長崎人である本吉某が丸山で中国風うどんを
「ちゃんぽん」と名付けて開業、勝海舟が食べてとても喜んだとか、
長崎にやってえきた福建省の人たちが始めたとか色々ありますが、
どうやら、明治時代に現存する「四海楼」の店主が
食べ盛りの中国人留学生のために野菜や肉の切れ端を使って
安くて美味しくて栄養のある麺料理を考案した説が有力のようです。
とまあ、その歴史的背景にこんなに諸説が存在する「ちゃんぽん」、
古くから異国の交流が盛んだった長崎らしい名物料理ですねぇ~。
さてさて、能書きはさておいて(笑)
老舗「会楽園」の特製ちゃんぽん、さっそく、いっただきまーす!
う~ん、黄金色に輝くスープはコクがあって、それでいてさっぱり。
鶏ガラ7:豚骨3の黄金比率のスープの美味さは、タダモノではない。
太めの麺はもっちもち、絶対「唐あく(唐灰汁)」使って打ってるね。
具は肉団子、豚肉、イカ、エビ、かまぼこ、うずら卵、キャベツ、もやし、
たまねぎ、にんじん、きくらげ、ねぎに青梗菜、さらにはアサリまで潜んでいて、
長崎にやってきた山海の美味が一杯の器に凝縮された完璧な麺料理!
続いてやってきた「皿うどん」も極細の揚げ麺に
具材たっぷりの長崎らしい甘めのあんがたっぷりで、
やば~い!!!どっちも美味しい~~~!!!
長崎の食文化に、最敬礼!
鎖国時代も唯一の開港地として
異国の文化、ヒト、モノ、コトをオープンに受け入れてきた長崎。
なかでも「ちゃんぽん」や「皿うどん」は
そんな長崎が生み出した日中友好の庶民の味の最高傑作です。
みんな仲良くすれば
美味しいものが生まれるんだな。
諸説ちゃんぽんが色々なことを教えてくれた。
長崎、うまし。
(写真は)
長崎新地中華街
「会楽園」の特製ちゃんぽん
冬はアサリのかわりに
牡蠣が入るらしい
冬の長崎もいいねぇ~



