出島アゲイン

ただひとつ

世界に開かれた窓

異国文化の

香りと歴史を留める

出島アゲイン

2022秋の福岡旅リポートをお届けてしておりますが、

10月下旬に感染状況を見ながら晩秋の週末2泊3日の福岡旅ができたのは

感染急拡大している今から思うとラッキーなタイミングだったかもしれませんね。

旅の思い出を振り返りつつ、さらに感染対策の「緒」を締めていこうと

思う今日この頃です。

ということで、晩秋の福岡旅リポート~長崎編その⑤。

到着初日は夏日の博多で歴史、文化、グルメを満喫し、

2日目は「そうだ、長崎へ行こう!」と開業1か月の西九州新幹線に乗って

憧れの長崎日帰り弾丸ツアーを決行しました。

朝の6時32分に博多を在来線特急「リレーかもめ」で出発、武雄温泉駅で

新幹線「かもめ」に乗り換えて8時14分に長崎到着。帰りの新幹線まで

滞在時間は7時間、長崎街巡りに欠かせない路面電車の1日乗車券も無事ゲット、

4つのエリアに分かれる長崎タウンを効率よく巡っていきましょう。

まずは異国文化の薫りを歴史を留める「出島」エリアへ。

路面電車の長崎駅から崇福寺行きに乗ってゴトゴト、ゴトゴト。

わあ~、港が見える~、わあ~、文明堂総本店だ~、なんてはしゃいでいると

たった3つ目で「出島」の停留所に到着。

長崎の観たいところ、ほぼほぼ路面電車で回れるって、ホントだ。

札幌や北海道の街のスケール感覚とまったく違っていて、

鉄道や車が登場するはるか以前から開け栄えてきた歴史を感じます。

さあ、教科書で出会った「出島」へ。

おっと~!路面電車を降りると、もう、そこは「出島」!

扇形の出島の西門がすぐ目の前にありました。

その西門から出島と街を隔てる堀をぐる~っと回ると、

大きなアーチを描く出島表門橋が見えてきました。

出島は寛永13年(1636年)江戸幕府が鎖国政策の一環として造らせた

面積1万5000㎡の扇形の人工島。オランダ商館などが置かれ、世界に向けて

唯一開かれた出島から多くの西洋文化、文物、芸術、学問が伝えられましたが

明治の開国後、その役割を終えた出島は周辺の埋め立て工事によって

市街地に埋もれてしまいました。

しかし、世界的に貴重な歴史資産である出島を再び、という声が強くなり、

平成になってから本格的な修復・復元事業計画が進み、

今、まさに渡ろうとしている出島表門橋は2017年に完全復元されたもの。

鎖国時代と同じように橋を渡って出島に入ることができるようになったのです。

いざ、出島へ!

当時の御用商人のような気分で異国への窓口へと足を踏み入れます。

おおお~!どこからか異国の言葉が聞こえてきそうだわ・・・

国指定史跡「出島和蘭商館跡」として復元された商館や倉、神学校などの建物が

往時のままに立ち並び、一瞬でタイムスリップしたみたい。

特に豪華なのが最も大きな「カピタン部屋」と呼ばれる建物。

カピタン(商館員)たちの住まいと同時におもてなしの場でもあり、

シャンデリアや暖炉がある広間の食卓には晩餐会のディナーセットがフル完備、

ここから数々の「日本初」のモノやコトが伝えられていったのです。

ビール、コーヒー、チョコレート、ピアノ、ボタン、ペンキ、

バドミントン、ビリヤードなどなど、み~んな出島から広まったモノ。

西洋文化をいち早く手に入れた長崎は、

日本で一番ホットな貿易拠点、情報発信都市だったのですね~。

う~ん、もっと時間があれば、すべての建物を見学したい、けれど、

何せ弾丸日帰りツアー、後ろ髪をガンガン引かれながらもそろそろ次へ。

おっと、その前に出島グッズのショップへ寄って、お買い物。

ビードロなどの長崎らしいマグネットや出島の商館の壁紙などに使われていた

美しい「唐紙」を使ったカードなどを急いでゲット。

「ありがとうございました!」と

おみやげを包んでくれた袋には扇形にデザインされたロゴが。

「DEJIMA AGAIN」。出島アゲイン、な~るほど!

平成の修復・復元が進行中の出島。歴史の再発見、できますぞ♪

(写真は)

世界へ開けた「出島」

当時の姿で復元された

出島表門橋を渡る♪

鎖国時代へタイムスリップ