ごまさば違い

うん、いいね!

それ、頼もう!

おお、美味い美味い!

・・・ん?・・・・

ああ、ごまさば違い(笑)

2022秋の福岡旅リポートその⑫

晩秋の金曜日、新千歳から直行便で2泊3日旅を決行、福岡は夏日の暑さ。

さっそくレトロな博多下町で博多ラーメン、川端ぜんざいを味わい、博多の総鎮守

「お櫛田さん」こと櫛田神社で飾り山笠を見物、「博多町家ふるさと館」で

2000年に及び博多の歴史と文化に触れ、お洒落エリア薬院まで足を延ばして

お目当てのご当地器「小石原ポタリ―」もゲットと旅の初日からフル活動。

さあ、中洲のネオンに明かりが灯り、博多の夜を楽しむ時間となりました。

今夜は仕事で福岡に長期滞在中の息子と夕食の約束、予約したお店へ。

九州の演劇文化の殿堂「博多座」の横を入ったあたり、

小粋な飲食店が並ぶ下川端エリアにお目当てのお店があるはず。

あ、あった!「磯ぎよし 下川端店」。

海に面した博多は玄界灘のぷりっぷりの魚介が楽しめる街ですが、

なかでも魚自慢で知られる地元でも大人気の居酒屋さんです。

ひと月前に予約して、ギリギリでお席が取れた人気っぷり。

粋な木の看板、ほんのり灯る行灯もいい感じ。

ごたごたした幟や広告ボード、貼り紙などが一切見当たらず、

博多の誇りと心意気と確かな自信が感じられる店構え、

よし、ここはイケる!野宮的センサーがビンビン反応します。

「いらっしゃいませ~!」

キリッとした声が出迎えてくれたカウンターには

その日揚がった玄界灘のぴっちぴちの鮮魚がずらり!

料理人さんたちの動きもきびきびしていて期待度マックス。

「お二階へどうぞ!」と案内されるまま階段を上ります、

おおお~、賑やか~!!!

広すぎないちょうどよいサイズの店内は既に地元のお客さんで満席。

スーツ姿のグループ目立ち、博多ビジネスマンにも人気のようですが、

決して「ご接待」ではなく、仲間同士、自分たちのお財布で

美味しく食べたいお店なんだな~って感じが伺えます。

さあ、少し遅れる息子を待つ間、ちょちょっと頼んで飲んでましょ。

いそいそとお品書きを開く瞬間、旅先で最もテンションが上がる時かも。

志々伎産天然本アラ、つまりクエなどなど玄界灘産のお魚がいっぱい。

う~ん、あれもこれも食べたい、気になる、どうしよう???

「お?ごまさば、あるね~!」と言うと、サバ好きの夫が食いつき、

「うん!いいねいいね!それ、頼もう!ごまさば!」とノリノリ。

んじゃ、とりあえず、ごまさばと明太子だし巻きなどと生ビールをオーダー、

「博多にカンパ~イ!」夏日の博多ぶらり散歩で乾いた喉を潤す。

ぐびぐび、ぷはぁぁぁ~~~!!! 最高!

「ごまさば、お待たせしました~!」

さっそく、やってきましたよ、ご所望の一品。

銀色の器に見るからに新鮮なサバが美しく盛り付けられています。

小ねぎや本ワサビ、刻みのりなど薬味もたっぷり。

では、いっただっきま~す!

パクリ、どっかぁぁぁ~~~ん!!!衝撃的な美味さ!!!

超新鮮なサバに香り高い胡麻風味のほの甘いたれが絡んでお口でとろける。

「やっぱ、博多のごまさば、めっちゃ美味しいね~!!!」

すると、むさぼり食っていた(笑)夫もブンブンうなづき、

「博多って、ごまさば、獲れるんだね~」とかなんとかのたまう。

ほえっ?今、なんつった?ごまさば獲れるって・・・

まさかまさか、ごまさばって、サバの種類だと思ってた???

「ごまさば」は福岡の名物料理の名前。

確かに「ゴマサバ」という種類のサバがいますが、その魚のことではなく、

新鮮なサバを福岡の甘口醤油、炒り胡麻、味醂などのたれと薬味を

合わせて食べる福岡県の郷土料理をさすのですが、サバ好きの夫、

あろうことか、サバの種類、ゴマサバのお刺し身だと思っていた、らしい。

まさかの、ごまさば違い(笑)♪

「ごまさばってのはね、福岡の名物でね・・・」と講釈垂れる妻の話も

ほぼほぼスルーしながら、満面の笑みで「ごまさば」頬張る夫。

こんな楽しい勘違いも旅の味のよきスパイス。

そうこうしているうちに「こんばんわ~」、息子がやってきました。

久しぶりの再会と

玄界灘のプリップリ魚介。

ごまさば勘違いも良き思い出。

博多の夜は、おいしい。

(写真は)

博多の名物料理「ごまさば」

「磯ぎよし」では

長崎県産恵比寿さばを使用。

旨さ炸裂の必殺グルメ