いよっ!博多座!

歌舞伎、浄瑠璃

演劇にミュージカル

江戸時代からの

文化の中心地

いよっ!博多座!

2022秋の福岡旅リポートその⑪。

晩秋の週末、新千歳から直行便で2泊3日の弾丸福岡旅を決行、

2時過ぎに中洲のホテルチェックイン後、博多のレトロな下町、川端で

博多ラーメン、川端ぜんざいと博多名物を堪能し、博多の総鎮守、

「お櫛田さん」こと櫛田神社で飾り山笠を見物、「博多町家ふるさと館」で

2000年に及ぶ博多の歴史や文化に触れ、地下鉄を乗り継いで薬院エリアへ。

野宮的旅のお約束、旅に出たらその土地を器を探すべし。今回の目的は

福岡県朝倉郡東峰村の標高1000mの山あいで受け継がれる「小石原焼」。

福岡の「今」が生まれる高感度タウン、薬院のセレクトショップで

現代の暮らしにマッチしたモダンな「用の美」の器「小石原ポタリ―」をゲット。

帰り道の地下鉄天神南駅ではアジな自販機も発見。

漁獲量日本一の長崎県松浦港で加工、冷凍された新鮮アジフライの自販機、

夕食の予約をしていなければ、思わず買っちまいそうな誘惑を断ち切り(笑)

中州川端駅まで戻ってきました。

さあ、博多の夜は、これからだ~!

仕事のため福岡に長期滞在している息子と待ち合わせているお店へ向かいます。

え~っと、確か中洲川端駅から博多川に沿った川端の方へ出ればいいのよね~。

櫛田神社や上川端商店街よりも海側の下川端方面へつながる出口から地上へ。

すると・・・おおお~、これがかの「博多座」か~!

それは堂々たる劇場が博多川沿いにそびえておりました。

九州最大の演劇文化の殿堂、かつての「芸どころ博多」を象徴する博多座は

歌舞伎、ミュージカル、演劇などさまざまな演目が上演される劇場です。

現代的なビルのファサード正面の両側に「博多座」の提灯が掲げられ、

その真ん中を真っ赤な絨毯が敷かれた大階段があって、

上演中の「Miss Saigon」のロゴとヘリコプターのイラストが描かれています。

華やかな劇場文化を目の当たりにして、感動。博多、やっぱ凄い。

博多座はあらゆる演目に対応できるよう、劇場に必要な「廻り舞台」「花道」

「奈落」「オーケストラピット」「鳥屋(とや)」などが備えられていて、

これだけの施設が揃っている劇場は全国でも数少ないようです。

毎年6月の歌舞伎興行の際には隣を流れる博多川で役者による「船乗り込み」が

行われ、初夏の博多の風物詩となっていますね。

博多座のある中洲川端地区は江戸時代から芝居など興業の中心地で、

櫛田神社などの寺社や河原などに建てられた小屋で上演されていました。

明治以降になると常設の芝居小屋が登場、博多が生んだ演劇人川上音二郎は

1910年(明治43年)に1000人収容の洋風大劇場「博多座」を建てました。

その後、映画館やテレビが登場し、博多の劇場は次々と閉館、昭和40年代以降、

演劇専用劇場は姿を消しますが、かつての九州の演劇文化を復興させようと、

1996年、経済界、興行界、行政が一体となって演劇興行を行う

日本初の会社として、現在の「博多座」がスタート。

川上音二郎の劇場の名前を踏襲しているのですね。

堂々とそびえる演劇文化の伝統「博多座」は

まさに博多のマチの底力と協働、自治のスピリットで再興したわけで、

やっぱ、この街のエネルギーは熱い、凄い。

真っ赤な大階段の向こうから観客の大歓声が聞こえてきそうだ。

いよっ!博多座!

(写真は)

九州最大の劇場

「博多座」

歌舞伎、ミュージカル、演劇

あらゆる演目が観られます