0.1mmの羽衣

この世のものとは

思えないほど

はかなく

美しい極薄よ

0.1mmの羽衣

うわぁ~~~!!!

久しぶり~、コレ、大好きなのよぉ~!!!

札幌三越で開催されていた「あんこ博覧会」を再訪した夫が

自称北海道こしあん党党首の私が恋焦がれるあのお饅頭をゲット。

創業慶応3年、愛媛県は老舗「山田屋まんじゅう」。

屋号がそのまま宇和の銘菓の菓銘となっています。

厳選された上質な小豆と上品な白双糖を使った

わずか22gの小さな小さな一口まんじゅうです。

可憐な梅の花を象った「梅鉢」の紋が入った和紙の包みをあけると、

薄墨色のそれはそれは愛らしいおまんじゅうが姿をあらわします。

「あれ?衣がないの?」と一瞬思ってしまうほど極薄の皮に包まれた

こしあんの舌触り、味わいに、もううっとり、魂が震える(笑)

口どけのよいなめらかなこし餡を包んででいるのは

わずか0.1mmの透き通るような繊細な極薄の皮。

まるで天女の羽衣のようにはかなく軽やかで

これはもはやこしあん系まんじゅうの芸術品と言えます。

その歴史は慶応3年、一人の巡礼者が一軒の商家に宿を請い、そのお礼に

饅頭の作り方を伝えたました。その美味しさが評判を呼び、主は宇和の

山田薬師如来が姿を変えて教えてくれたと信じ、「山田屋」の屋号で店を始め、

以来、一子相伝で伝統の技法が受け継がれているのだそうです。

開業から150年以上経た現在も伝わるのが「慎始敬終」の心。

22gの小さな小さなおまんじゅうにこめられた

慎み深く伝統を敬うそのまごころは

令和の今も0.1mmの羽衣に包まれているのでありました。

まんじゅうに物語あり。

(写真は)

「山田屋まんじゅう」

0.1mmの羽衣はもはや奇跡の薄さ

こしあん好きの夢が形になった奇跡よ