北の秋告げ魚

桜咲く春、

だけじゃなかった

紅葉の季節も

教えてくれる

北の秋告げ魚

最強クラスの台風が上陸する恐れが出てきました。

伊勢湾台風に匹敵する大型で非常に強い勢力の台風14号が九州南部に接近中、

鹿児島県には沖縄県以外では初めての台風特別警報も発表され、

最大級の警戒が呼びかけられています。

北海道からはまだ遠い位置にありますが、

朝、窓を開けるとじっとり生ぬるい空気を感じて不穏な気配を感じます。

最新の気象情報をキャッチすると同時に、

そんな言葉にできない肌感覚も敏感にしておかねばと思う秋です。

シルバーウィークも基本的にはおウチでゆっくりステイ。

北海道の出来秋に感謝しながら週末ごはんを楽しむ三連休、

収穫したてのほくほく男爵で肉じゃがを作り、

さらに、今が旬の、あのお魚も美味しくクッキング。

秋といえば、秋刀魚?秋鮭?いえいえ、鰊です。

鰊って、あのにしん?春告げ魚の鰊?秋なのに?と思いますが、

なんと、鰊には旬の時期が2回あるのですねぇ~。

意外に知られていない、秋の鰊、実は今、食べ頃、なのです。

一つ目の旬は卵や白子をたっぷり抱いた3月から5月の春。

まさに「春告げ魚」とされる桜咲く頃。

そして10月から12月の秋から冬にかけ、産卵に備えて夏から

餌をたっぷり食べたこの時季に2度目の旬を迎えるのですね。

つまり、秋の鰊は脂ものってめっちゃ美味しい秋告げ魚ってわけ。

はたして・・・あった~!ご近所スーパーの鮮魚売り場で発見。

網走産のそれはぴちぴちの新鮮な鰊が並んでいました。

しかもお値段もお手頃、さらにキレイに三枚おろしになったパックまで。

薄桃色の身が本当に美しく、これはもう、迷わず買うしかありません。

身が柔らかくデリケートな鰊を三枚おろしにするのはなかなか大変ですが、

プロがおろしたパーフェクトな身を前にレシピはあれこれ浮かびましたが、

肉じゃがとの相性を考えて、目先を変えたカレーフリットに決定。

春の鰊はもっぱら塩焼きで味わっていましたが、

鰊のフリット、初めてだけど、絶対イケるはず。

まずは腹骨もキレイにすきとった鰊の身を食べやすい大きさにカット、

軽く塩を振って10分ほど置いて、水分をふき取ります。

こうすると魚の臭みも抜け、身が締まって出来上がりが全然違うの。

特に鰊のような水分の多い身が柔らかいお魚はマストの工程。

あとはもうカレー粉を加えた小麦粉をまぶしてオリーブオイルで揚げるだけ。

う~ん、揚げている段階でスパイシーで食欲をそそる香りがするぅ。

カリッと軽やかに揚がったら、フリット専用になりつつある(笑)、

花びら型のやちむんの器に盛りつけ、食卓へ。

「秋告げ魚のカレーフリット」

2度目の旬を迎え脂が乗った網走産の鰊を軽やかに揚げた一品をパクリ、

うっひょ~~~!!!まじ、美味過ぎ~!!!

身はふっくら、旨みと脂がほどよく載った鰊の風味と

スパイシーなカレー風味がベストマッチ、マヨをつけてもさらに美味♪

桜の季節だけじゃなかったのね~、北の海を代表する鰊。

里にももうすぐ紅葉の季節が到来します。

燃える秋を教えてくれる秋告げ魚。

秋の楽しみがまたひとつ増えました♪

(写真は)

「秋告げ魚のカレーフリット」

網走産の鰊は旨みも脂も最高。

花びら型のやちむんにも

よく似合います。