8時15分までは
その日は
月曜日だった
いつも変わらない
週明けの朝だった
8時15分までは
今日8月6日は広島原爆の日。
「43 600 1000000 200 3000~4000 77」
朝刊の全面意見広告に数字が大きく印字されていました。
すべて77年前に広島に投下された原爆を物語る数字です。
「原子爆弾は米軍機エノラ・ゲイから投下43秒後に
地上600mの上空で炸裂し1000000℃を超える火球となり
1秒後その大きさは200mを超え
爆心地周辺を3000~4000℃で焼き尽くした。」
1945年8月6日(月)8時15分に広島で起きたことを
数字をまじえて語った文章はこう結ばれています。
「77年後の今も、放射線障害を与え続けている。
この核兵器で、誰が何を抑止するというの?」
「43 600 1000000 200 3000~4000 77」
これらの数字が物語る歴史を、決して忘れてはいけない。
これらの数字が表す出来事を、想像しなければならない。
77年前の過ちを人類は絶対に繰り返してはいけないのだ。
今もロシアのウクライナ侵攻は続いています。
戦火に命、人生を奪われる人々がいるのです。
「過ちは繰り返しませぬから」
原爆慰霊碑に刻まれた言葉を何度も胸の中で繰り返す朝。
そうか、77年前の8月6日は月曜日だったんだ。
週明けの月曜日、その日の広島の朝を想像する。
朝ごはんの支度をしていた人、早くに出勤した人、
庭で遊んでいた子ども、建物疎開に駆り出された学生たち。
戦時下のいつもと変わらない月曜日が始まったはずだった。
想像すると、胸が苦しくなる。
苦しくても、想像しなければならない。
想像もしなかった業火に焼かれた人々の苦しみを
後の世に生きる私は、想像しなければならない。
「可憐なる 学徒はいとし 瀕死のきわに
名前を呼べば ハイッっと答えぬ」
広島の原爆歌人と呼ばれた正田篠枝が詠んだ原爆絵図の実相です。
いまわのきわに返事をする少年の律儀さに胸が詰まります。
彼にとっても、いつもの朝だったのに。
8時15分までは。
小型化しようが、精密になろうが、
核は核。
過ちは繰り返していけない。
人類が広島に誓ったではないか。
こころが、
ざわつく
2022年8月6日です。
(写真は)
8月6日の札幌の朝
大規模修繕工事の足場越しに
うっすら青空が見えた


