お饅頭といくさ

ころんと

愛らしい

秋を感じる

和菓子に想う

お饅頭といくさ

ゆく夏と秋のはざまにお似合いの和菓子を頂きました。

「一久大福堂」の黄金栗饅頭。

ほっくり柔らかい栗がまるごと、北海道産の白いんげんを

しっとり炊き上げた白餡に包まれた贅沢なお饅頭です。

ころんと栗の形を思わせる愛らしいフォルム、

つややかに焼き上げられたヴィジュアルはまさに栗、

朝晩過ごしやすくなり、夜明けはゆっくり、日暮れが早くなった昨今、

タイミング良く、秋を実感する和菓子ですね~。

ゆく夏を惜しむようにアイスティーとともに頂きました。

ほくほくしっとり、優しい栗の甘さと白餡がベストマッチ。

8月の終わり、冷たい紅茶との相性もいそおかし。

おいしいおやつタイムを楽しみました。

そういえば、栗饅頭の歴史って知らなかったかも。

オーブンで焼くお饅頭だから、比較的新しいのかしら?

ということで、ちょこっと調べてみると、

意外な史実を知って、ちょっと驚きました。

栗のような形をしたお饅頭が江戸時代にもあったようですが、

現在の栗饅頭の元祖となるものは明治時代の中期に

九州地方で二つ、生まれたそうです。

いずれも、戦争とつながりがありました。

一つは北九州の小倉名物となている楕円型の栗饅頭。

これは日清・日露戦争の頃に「勝栗」を包んだお饅頭が販売され、

ご時世とマッチしたことで話題となったそうです。

確かに今も楕円形の栗饅頭、ありますよね。

もう一つは長崎の栗の形をしたお饅頭で、

日露戦争の戦勝祝いとして作られたといわれています。

当初は栗は入っていませんでしたが、次第に栗を入れた栗型になり、

居mアでは長崎の名物菓子のひとつとなているそうです。

ころんと愛らしい栗饅頭の誕生は

日清、日露戦争がきっかけとなっていたとは知りませんでしたが、

「きびだんご」も日清戦争とともに広がったお菓子だそうだし、

札幌の「月寒あんぱん」も陸軍の兵隊さんのために生まれたもの。

お饅頭といくさ。

歴史をひもとけば

意外なつながりがみえてきた。

お菓子の物語に耳を澄ませる秋のはじめ。

(写真は)

「一久大福堂」の黄金栗饅頭

アイスティーにも

温かいほうじ茶にも

どっちも合いますね~