食べて知る
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南の島の
歴史と暮らし
食べて知る
「沖縄『平和の島』道半ば」
「50年『平和の島』達成されず」
沖縄の日本復帰から50年となった5月15日から一夜明けた今朝、
各紙の朝刊一面トップの見出しです。
昨日はそれぞれ復帰50年をかみしめる日曜日となりました。
我が家も大好きな沖縄へ想いを馳せながら、
沖縄が誇る豊かな食文化に敬意を表して
日曜ごはんの食卓は沖縄料理が並びました。
沖縄独特の大きなくるま麩を使った「フーチャンプルー」と
ぷるぷるの軟骨ソーキが載った「沖縄そば」。
くるま麩や沖縄そばは札幌のわしたショップで仕入れ、
ご近所スーパーでオリオンビールも忘れずにゲット。
さあ、久しぶりに「フーチャンプルー」クッキング開始!
まずはフランスパンみたいな棒状のくるま麩を輪切りにカット、
水でもどしてぎゅっと水分を絞り、溶き卵をたっぷり吸わせ、
両面をこんがり焼き付けたら、いったん取り出します。
同じフライパンでもやし、ニラ、赤パプリカを強火で炒め、
焼いたくるま麩を戻し、ざっと炒め合わせて、塩で味をつけたら完成。
本来は島豆腐を入れた炒め物が「チャンプルー」なので、
これは「フーイリチー」と呼ぶのですが、
最近は「フーチャンプルー」が一般的になっているようですね。
さあ、アチコーコー(熱々)のうちに
うさみがみそーれ(召し上がれ)!
パクリ・・・う~ん、で~じ、まーさん!!!
めっちゃ、うまぁぁぁ~~~い!!!
卵をたっぷりまとわせてピカタ風に焼いたくるま麩が
ふわっとして、もちっとして、オムレツっぽくて、
お野菜のうまみをでーじ吸い込んでからに、もう最高♪
カッラカラの麩をこれほど美味しくさせる調理法はないかも。
沖縄料理は、まじ、スゴイ。
フーチャンプルーも沖縄そばも基本的な味つけはマース(塩)だけ。
本土の料理に定番のお醤油は基本的に使いません。
沖縄料理の味を決めているのは青い海からの恵みマースなのです。
実は、この味にも、沖縄の歩んできて歴史が関わっていました。
1946年から1972年までの「アメリカ世(ゆー)」、
米軍の統治下にあった時代、米軍は占領統治を維持するために
日本本土と沖縄のつながりを断とうと日の丸の掲揚を禁じたり、
本土からの米や醤油の輸入を止めたりしたのです。
沖縄そばも明治時代に中国から入ったラーメンに近いものでしたが、
戦後にアメリカから大量に持ち込まれた小麦粉で作ったそばに
豚骨と鰹節でとった出汁に塩で味付けしたスープという、
現在の沖縄そばが食べられるようになったのでした。
フーチャンプルーのくるま麩も米国産の小麦粉で作られ、
沖縄そばもチャンプルーも醤油がないから味つけは塩が基本。
苦しい戦後、米軍統治下を美味しく工夫し昇華させたのです。
琉球王国伝統の王朝料理からアメリカ世の味まで
沖縄料理を食べることで、沖縄の歴史を、知る。
「チャンプルー」の語源は「混ぜる」という意味の
インドネシア語やマレー語の「チャンプール」とも言われ、
戦前にはカツオ漁を営む人々が沖縄からインドネシアまで移住、
戦争で帰ってきた人たちが現地で覚えて料理を広めた説もあります。
大好きな
おいしい沖縄料理。
作って、食べて
より沖縄を知りたい。
(写真は)
アメリカ世の味
「フーチャンプルー」
この世で一番おいしい
「麩」だと思う
(鼎泰豊、明日こそ(笑))


