シフォンの謎

ふわふわ

羽のように

軽くおいしい

人気ケーキ

シフォンの謎

遅咲きの桜と早咲きのライラックが一緒に花開く5月。

この季節の札幌は1年で一番過ごしやすい季節かも。

山々のみずみずしい青葉を眺めれば、

心身がキレイになっていくような気がします(笑)

そんな季節は軽やかな手作りケーキを焼きたくなる。

近頃、おウチでのおやつ用に何度か作っているのが

ふわふわ軽い食感がたまらない「シフォンケーキ」。

卵とお砂糖と小麦粉と植物油と牛乳さえあればできちゃう♪

シフォンケーキ専用のアルミの型はなかなかいいお値段ですが、

100円ショップに行けばお手軽な紙製の型も売っています。

ご親切にレシピまで付いているので至れり作せり。

すっかり我が家の定番レシピになっています。

卵黄4個にお砂糖を混ぜて白っぽくなるまで混ぜたら、

植物油、牛乳を混ぜてふるった小麦粉とベーキングパウダーを加え、

バニラエッセンスを数滴、よく混ぜたて卵黄生地を作ります。

別のボウルに卵白にお砂糖を加えて角が立つまで泡立たメレンゲを

卵黄生地にさっくり混ぜたら生地はOK。

あとは型に流し入れて、気泡をトントンと抜き、

170度のオーブンで25分から30分焼けば出来上がり。

オーブンから出したら、ワインのボトルに逆さまに差して冷まし、

型からはずし表面に粉砂糖をふったら自家製シフォンケーキの完成です。

そのまま卵の味わいをシンプルに楽しむのもいいし、

泡立てた生クリームやアイスクリーム、季節のフルーツや

チョコレートソースなど、その日の気分で盛り合わせれば、

ちょっとしたカフェ気分も味わえます。

「シフォンケーキ」はアメリカ生まれ。

1927年頃、料理家のハリー・ベーカーが卵白のみを使う

「エンゼルフードケーキ」のレシピを元に考案、

薄い絹織物(シフォン)のような生地や食感から、

「シフォンケーキ」と名付けられたとされています。

長い間極秘だったレシピは1947年アメリカの大手食品会社に売却され、

またたく間に広く知られるようになり、高級感あふれるスイーツから

手軽に作れる身近なお菓子となり、50年代のアメリカで大ブームに。

やがて1980年代に日本に伝わり、大人気ケーキとなったのでした。

アメリカや日本で定番となった「シフォンケーキ」は

2000年代にスイーツの本場フランスでも専門店ができます。

が、フランスでは「シフォンケーキ」の名前は、使われませんでした。

何故???

実は「Chiffon」という言葉、フランス語由来ではあるのですが、

英語とフランス語では意味が、微妙に、いや、かなり違うのです。

英語で「シフォン」はベールなどに使われる薄い絹織物を指しますが、

フランス語では元々「ボロ布、雑巾」という意味なのだとか。

あまりシフォンケーキという存在を知らないフランス人にとっては

「シフォンケーキ」というネーミングは、ちょっとイメージ的にマズい。

雑巾ケーキ、ボロ布ケーキ、と誤解されたらケーキも可哀そう。

ってことで、「エンゼルフードケーキ」という名前で上陸したらしい。

知らなかったな~。

ふわふわ天使の羽のようなケーキの意外なお話。

シフォンの謎を解きながら、

さあ、ケーキ入刀、いっただきま~す♪

(写真は)

自家製シフォンケーキ

むふふ、今回も大成功。

紅茶やココア風味もいいけれど、

我が家はプレーンが人気♪