ほっちゃれの旅

川で生まれ

広い海で過ごし

故郷の川へ戻り

命をつないで

ほっちゃれの旅

ふわふわ・・・白い綿毛が初夏の空を泳いでいる。

青空が広がる朝、今季初、ポプラの綿毛を目撃しました。

札幌の初夏の風物詩ですね~。

ポプラの綿毛は風情がありますが、シラカバ花粉ももう勘弁ね(笑)

雨の週末、北見出張から戻った夫のお土産に妻、乱舞(笑)

「わ~い、ほっちゃれだ~♪」

北見の老舗「菓子處大丸」を代表する銘菓。

「ほっちゃれ」ネーミングも北海道らしい郷土菓子ですね。

「ほっちゃれ」とは北海道の方言で産卵を終えた鮭のこと。

川で生まれ、広い海へ巣立って4~5年過ごした鮭は

故郷の川を目指して旅を続け、ようやく産卵場所に到達したメス鮭は

ぼろぼろになった身体の最後の力を振り絞り、尾びれで川底に穴を掘り産卵、

砂や小石で大切に覆った後、ほどなくして静かにその命を終えるのです。

未来へとバトンをつなぐその姿に

子孫繁栄と命をまっとうする喜びをこめて

鮭を象ったお菓子に「ほっちゃれ」と名付けたそうです。

北海道らしい方言の温かい響きも印象的な北見銘菓。

小麦粉と卵を使いふっくら焼き上げたカステラ生地の中には

北海道産小豆を丁寧に炊いた上品なこしあんがたっぷり。

人形焼き風に仕上げた、北海道版鮭焼きといった風情ですが、

とにかく、そのお味が、もう抜群、絶品。

しっとり、ふっくらした生地の隠し味は醤油と味醂。

ほのかに香ばしく、ほのかなほのかなしょっぱさが隠れていて、

上品な甘さのこしあんとのバランスが絶妙、

奥ゆかしい甘じょっぱさが、たまらん!

今回は大好きな「ほっちゃれ」に敬意を表して

魚型のお皿に盛り付けてみました。

長い旅を終えたほっちゃれが横たわるのは

バリ島のジェンガラ・ケラミックで見つけた魚モチーフのお皿。

世界の食器好きを虜にするバリ島の陶器ブランド。

インドネシア・バリ島のジンバラン地区にある本店で見つけた、

南国のお魚をモチーフにした魚型のお皿に、北海道の川で生まれ、

海で過ごし、故郷の川に戻り産卵を終えた「ほっちゃれ」を載せる。

故郷の川で命をつないだほっちゃれが、バリ島へ旅立ったみたいで

なんだか、ちょっと感慨深い眺めだった。

長い旅の最後に、もうひとつご褒美旅だね。

インドネシアの海はどんな色?水は温かい?太陽は眩しい?

バリの海を楽しんでね。

ほっちゃれの旅。

(写真は)

北見の老舗「菓子處大丸」

名物「ほっちゃれ」を

バリ島の魚型皿に載せて

いとおかしな眺め♪