薔薇のにんじん

果物のように

甘く

花のように

芳しい

薔薇のにんじん

値上げの春だから、ありもので美味しく過ごす。

というわけで、昨日の金曜ごはんは冷蔵庫の在庫を総動員。

先週のエスニックサラダ「ラープ」の付け合わせに使った

大きなキャベツの残りを使い切るのが第1のミッション。

ご近所スーパーで鶏手羽元と玉ねぎ、にんじんを買い足して、

じっくり「春のポトフ」を作りましたよ。

ル・クルーゼのオーバル鍋に芯をつけたまま6等分したキャベツと

同じく3等分した玉ねぎ、にんじん、鶏手羽元を入れて、

お水と白ワインを注ぎ、ローリエと黒粒胡椒を加えて、

弱火でことこと、ことこと、時間が美味しくしてくれます。

ポトフなど煮込み料理を作っていると、なんだか気持ちが癒される。

ついつい、あれこれ気がせいてあれこれ考え過ぎてしまう性格ですが、

ことこと、ことこと、優しい湯気を立てるお鍋の音が

「大丈夫、大丈夫、急ぎなさんな、考え過ぎなさんな」って

語りかけてくれるようなきがするのよねぇ。

落ち込んだり、凹んだりしたら、ポトフ、は効くかも、ね(笑)

誰かのために自分のためにお料理を一生懸命作る、

美味しくな~れと、そのことだけに集中する。

ふむふむ、確かにセルフカウンセリング効果はありそうだ。

煮込んでいる間にお魚料理やサラダやチーズやパンの用意を。

さあ・・・そろそろ・・・お野菜もお肉も柔らかく煮えてきた。

最後に慎重にお塩で味を調整したら、

三寒四温の季節にお似合いの「春のポトフ」の完成。

さっそく、ふ~ふ~しながら熱々を、いっただっきま~す!

はふ、はふはふ・・・うっまぁぁぁ~い♪

キャベツも玉ねぎもとろとろに柔らかく甘く、

鶏手羽元はナイフを入れずとも骨から肉がほろほろ。

そして、どひゃ~!

びっくらこいたの(笑)が、色鮮やかなオレンジ色のにんじん。

あれ?リンゴだった?と錯覚するくらい、甘い!

しかも・・・なんとも花のような芳しい香りがする。

やっぱり、ただもののにんじんではなかったのね~。

野菜売り場で見つけた「雲仙産アロマレッド」。

「アロマレッド」は西洋人参の品種の一つで、

別名「バラの香りのニンジン」と呼ばれているそうです。

アロマレッドの特徴は鮮やかな色、甘さ、そして香り。

香水の原料にもなる「β‐ダマセノン」の含有量が

他のニンジンに比べて格段に多いために

食べると口の中にフルーティーな香りが広がるのです。

ちなみに「β‐ダマセノン」は

ブルガリアンローズの香り成分のひとつ。

ゆえに「バラの香りのニンジン」とも呼ばれているのでした。

シンプルなポトフにするとアロマな魅力がブーケのように開花するのだった。

「アロマレッド」の旬は夏から秋にかけてだそうで

実は主要な生産地は北海道なのですが、

春は温暖な九州雲仙地方の特産物になっているのでしょう。

今年は北海道産のアロマレッドも注目してみようっと。

ポトフのお皿に花開く

果物みたいに甘く

花のように芳しい

薔薇のにんじんで春を呼ぶ。

(写真は)

2022春のポトフ

甘く香り高いにんじんは

粒マスタードをつけても

goodよん♪