ロンリー2月
さよなら
青春
さよなら
フェリー
ロンリー2月
今日から2月、如月です。
節分に立春、北京オリンピック開幕、
プロ野球はキャンプイン、サッカーJリーグも開幕するし、
そうそう、バレンタインも待っています。
寒さは厳しくとも、陽の光は日毎に輝きを増し、
春への始動を感じてワクワクする季節ですが、
今朝の朝刊にはサヨナラの記事が並んでいて
ちょっとしんみり淋しい気持ちになりました。
「さよなら4プラ」。
道民に「4プラ」の愛称で親しまれた札幌大通の商業ビル
「4丁目プラザ」が昨日1月31日、最後の営業を終えて閉館しました。
若者文化の発信基地として愛された4プラ、
札幌ショッピングの聖地が静かに幕を下ろしたのです。
1971年開業、90年代のピーク時は年間120億円を売り上げましたが、
ショッピングの中心が札幌駅前に移るなど時代の流れに逆らえず、
20年度は約40億円まで落ち込み、建物も耐震不足と診断されたため、
閉館が決定、3月から解体工事に入り、跡地利用は未定だそうです。
淋しいのは、札幌だけじゃなかった。
「さよならマチの灯」。
3年前に閉館した函館の旧棒二森屋の建物を使ったテナントビル、
「函館駅前ビル」が昨日31日に閉館。
函館の一時代を築いた百貨店の面影を残すビルも、さよなら。
さらに室蘭と青森県八戸を結ぶフェリーの最終便が
昨日31日夜室蘭港フェリーターミナルを出発、
1990年代に最多5航路あった室蘭発着のフェリーはゼロになりました。
利用客の減少、燃料の原油高にコロナの影響もあったと思われますが、
天然の良港室蘭の港からフェリーの勇姿が消えるのは、淋しい。
4プラはもともとは地元の商店が集まってできた商業施設ですが、
当時、こうした形態の施設は「寄合デパート」と呼ばれていたそうです。
確かに、札幌駅には「ステーションデパート」とかあったものねぇ。
4プラも最先端の若者ファッションお店と下駄や草履を扱う履物屋さんが
仲良く隣り合っていて、まさに「寄合デパート」だったなぁ。
「デパート」は、昭和の消費文化の金字塔、みんなの憧れだった。
日曜日にはよそゆきを家族そろって出かける夢の国だった。
ぐるぐる回るキャンデー売り場、ジュースの噴水、食堂のお子様ランチ、
バスに乗って行けるワンダーランドだったんだよねぇ。
なんて、甘いセンチメンタルな思いにふけっていたら、
全国紙の朝刊記事に一気に現実に引き戻されました。
「そごう・西武 売却検討」。
セブン&アイホールディングスが傘下の百貨店そごう・西武を
売却する方向で検討しているそうです。
百貨店のノウハウを取り込もうと2006年に子会社化しましたが、
アパレル不況にネット通販の台頭、さらにコロナが拍車をかけ、
そごう・西武ともに21年決算も赤字、22年2月期も赤字が見込まれ、
主力のコンビニ事業に注力するため、売却を検討しているらしい。
せっかく春がもうすぐ来るのに。
光りの春が心を温めてくれるのに。
サヨナラが避けられないことがある。
ロンリーな2月。
(写真は)
バレンタインの2月
チョコを抱いたプチパン
甘くほろ苦く

