マジカルミステリーな一皿
これは
いったい
どこの国?
素材は何?
マジカルミステリーな一皿
おウチ時間が増えると、メニューも増える。
いつものおなじみの食材が魔法のように変身!
おいしいお料理で世界を旅する今日この頃、
この週末はアメリカ南部へ旅立ちましたよ。
使う食材は今が旬の北海道産の真鱈と白菜。
鍋でおなじみの材料がある魔法の粉(笑)で初めての味わいに。
新聞の料理記事で発見したそのメニューは
「タラと白菜のスパイス蒸し焼き」。
決め手は「ケイジャンスパイス」。
「ケイジャン」とは北米の旧フランス植民地アカディアから
アメリカ南部のルイジアナ州に移住してきた仏系カナダ人とその子孫を指し、
「ケイジャン料理」は彼らによって育くまれた郷土料理のこと。
アメリカ南部ニューオリンズを中心に発達したケイジャン料理に使われる
ピリッと辛いスパイシーな混合香辛料が「ケイジャンスパイス」。
チリパウダー、パプリカ、クミン、オレガノ、タイム、オニオン、
ガーリック、バジル、セロリシードなどがでミックスされています。
このケイジャンスパイスがあれば、「ジャンバラヤ」や「ガンボ」など
ケイジャン料理ぱぱっとできちゃう優れもの。アメリカ滞在中に
このスパイスにほれ込んだ料理研究家の定番料理が
タラと白菜を使ったこのメニュー、絶対美味しい!これ!と、
さっそく作ってみましたよ。
まずは新鮮な北海道産の真鱈の皮と骨を丁寧にとって包丁で軽く叩き、
塩、砂糖ひとつまみ、すりおろしにんにく、白ワイン、
そして魔法の粉「ケイジャンスパイス」を加え、混ぜたら、
芯をつけたままカットした白菜の葉の間に詰め込ます。
オリーブオイルを入れたフライパンに切った断面を下にして焼き、
3~4分して焼き色がついたら裏返し反対側を下にし、
蓋をして弱火で5~6分蒸し煮、火が通ったら、出来上がり。
やちむん、の大皿に盛り、食べやすい大きさに切って、
さあ、いっただっきまーす!!!
我が家の新作「タラと白菜のケイジャン蒸し焼き」。
「え?コレなに?」
見た目も香りも初めての一皿に夫も興味津々。
「まずは、一口、お召し上がりください」
夫、パクリ、「ん?お、美味しい、けど、なんだ?何料理???」
幸せなきょとん顔(笑)が超ウケる。
「白菜はわかるけど、魚?だよね?この香り・・・どこの国だ?
エスニックのような、台湾?スペイン?いや、どこだ???」
むふふ、してやったり、美味しい罠にはまったな(笑)
「アメリカ南部ルイジアナ州、ケイジャンスパイスだよ~ん、
お魚は北海道の真鱈だよ~ん!」
「タラ?言われなかったら、わかんない、
わかんないけど、めっちゃ美味い!」
焦げ目のついた白菜はとろりと甘く、
ピリッと辛く複雑で馥郁たるケイジャンスパイスをまとったタラは
確かにスペイン料理のような、アジアンエスニックのような、
はたまた台湾料理のような、そのどれでもないような、
多国籍でボーダーレスなミックスカルチャーな美味さに満ちている。
おいしい迷宮へようこそ。
まるでマジカルミステリーツアーのような一皿なのだ。
お料理の世界は奥が深い、ウィングが広い、だから面白い。
白菜とタラと魔法の粉でアメリカン南部へ旅したよん♪
(写真は)
「タラと白菜のケイジャンスパイス蒸し焼き」
中華?地中海?エスニック?
マジカルミステリーな一皿。
ニューオリンズJAZZが聴こえてくる?

