春待ちだしまき

やわらかな

やさしい

春の日ざしを

味わうような

春待ちだしまき

オミクロン株の急拡大も心配ですが、

札幌市内の道路状況もかなり深刻な状況です。

大雪の連続で排雪が追いつかず、高い雪山で見通しは悪く、

路面は凸凹、マンホールの部分だけ融けた深い穴があちこちに出現、

まるで雪上ダカールラリーのように必死でハンドルを握る日々。

こんな時だからこそ、

いつも以上に優しい思いやりの運転が必要だな~と痛感します。

焦らず、時間と気持ちに余裕を持って暮らしたいもの。

新聞や宅配の荷物を届けて下さる皆さんにはもう感謝感謝です。

感染対策と雪道対策の両方を兼ねて、お買い物もなるべく控えて、

おウチにありもの食材でメニューを考えるのも、暮らしの知恵。

先日は冷蔵庫にたくさん卵がたくさんあったので、

冷凍庫にストックしておいたとっておきの食材で超絶美味な一品を。

そのお宝食材とは礼文島産の蒸しウニ。

贅沢なウニのおにぎり「うにぎり」にしてもいいのですが、

今回は九州は長崎県壱岐地方の郷土料理にインスパイアされた、

春を待ちわびる今の季節にぴったりなだし巻を作ります。

壱岐地方の名産であるウニをすりつぶして卵に混ぜて焼くお料理で、

お正月などおめでたい席には欠かせないうにの厚焼き玉子、

地元では「磯厚焼き」とも呼ばれ、春のちらし寿司などとともに、

よく作られる人気の郷土料理を我が家風にアレンジ。

シュガーロードと呼ばれる旧長崎街道は貴重なお砂糖が運ばれた道。

ゆえに長崎はお砂糖がたっぷり入った甘いお料理が好まれていますが、

北の海で育まれた礼文島の蒸しウニの風味を生かすため、

今回は北海道の昆布を使ったおだしを利かせただし巻き卵に仕立てましょう。

卵に日高昆布と鰹節でとった一番出汁、味醂、少々の醤油、塩ひとつまみ、

そしてオレンジ色の礼文の蒸しウニを贅沢にたっぷり加え、よく混ぜ、

だし巻き卵を作ります。多少、形が崩れても、ノープロブレム。

重ねたペーパータオルでぎゅっと海苔巻き状に巻いて締めて冷ますと、

粗熱がとれた頃には、あ~ら不思議、きっちり形が整っているのですよ♪

あとは、これまた贅沢に、厚めに切り分けて

白釉に藍の模様が潔いやちむんの長皿に盛りつけたら

「春を待つ北海うにのだし巻き」の完成。

卵の黄色とウニのオレンジのコントラストがなんか春っぽい。

さあ、まずは、一切れ、ぱくり!

うわぁ・・・春の海が・・・お口と鼻腔を駆け抜ける~!

甘美なウニの濃厚な旨みと風味がおだしたっぷりのだし巻きに融合、

なんじゃ、こりゃあ、美味過ぎるたい!

これは、立派にメインを張れる卵焼きであります。

長崎・壱岐地方のおめでたい席に欠かせない一品なのも納得。

一口頬張れば、一気に幸せ気分が盛り上がる贅沢な卵焼き。

春の優しい柔らかな日差しにきらきら光る磯が浮かぶようだ。

お買い物にいかずとも、

冷蔵庫のストック食材で

長崎は壱岐の春の海を訪ねた気分♪

春待ちだしまき、ごちそうさま。

(写真は)

やさしい磯の味わい

「春を待つ北海うにのだし巻き」

贅沢卵焼き、たまにはね♪