スーパーそうべい

とざい

とうざい

どんな困難も

ひょいひょいのひょい

スーパーそうべい♪

ああ、懐かしいなぁ、この絵、この上方弁。

朝刊の生活欄の特集記事に思わず目が吸い寄せられました。

見出しは「抱腹絶倒 最高の地獄」

傑作絵本「じごくのそうべい」の誕生物語であります。

1978年出版、累計86万部を誇る「じごくのそうべい」は

上方落語「地獄八景亡者戯(じごくはっけいもうじゃのたわむれ)」を原案に

絵本作家田島征彦さんが型絵染の技法で作り上げた楽しい作品。

息子が大好きだった、多分、一番お気に入りの絵本です。

軽業師のそうべいが綱渡り中に綱から落ちてしまい、

山伏のふっかい、歯ぬき師のしかい、医者のちくあんとともに

三途の川を渡って地獄の閻魔大王の元へ。様々な地獄に投げ込まれますが、

個性あふれる4人が愉快な騒動を巻き起こす物語。

何度も何度も息子にリクエストされて読み聞かせたものです。。

熱湯地獄にほうりこまる場面、「いたいなあ。つきなはんな。

おきなホークみたいもんで、おけつ つきよりまんのや」

「ウキャキャッ!おけつ、おけつ、おけつだって~!ウキャー!」

息子、「おけつ」にバカうけ、毎回、ウケる(笑)

糞尿地獄の場面では「うんこ」、

鬼に食われた場面では「へ」「おなら」が満載、

男の子が大好きなワードが次から次へと出てくるたびに

「ウキャキャ~!」バカうけが止まらない(笑)

作者の田島征彦さんによると

当初は「こんな品のない絵本は困る」とか、

「これは関西弁でもないし、言葉がぐちゃぐちゃ」とか言われたそうですが、

読み聞かせたいのは批評家や評論家ではなく、子どもたち。

「じごくのそうべい」は読み聞かせなどを通して

その面白さが広まり、累計86万部のレジェンド絵本になったのです。

そう、一度、この絵本を子どもたちに読み聞かせれば、

その魅力は理屈抜きに体感できます。

子どもたちはもちろん、読んでる大人も、絶対ハマる。

作者の田島さんも「笑いながら絵を描きました」と語っています。

描きながら「こんなに面白い絵本は

地球がつぶれるまで出てこないだろう」と確信したそうです。

その通り!まさに「抱腹絶倒 最高の地獄」(笑)

上方落語の名作が原案ですが、綱渡りや火の車や糞尿地獄は作者の創作、

軽業師のそうべいを主人公にしたのも田島さんのアイデアだとか。

そうべいが綱渡りをして、ばーっと視界が開けた場面から始めようと

イメージがむくむくわいてきたのだそうです。

そうなの、そうなの、この軽業師のそうべいが、いいの。

何度も読み聞かせながら、好奇心満載でちょこまか動き回り、

身体能力が妙に高い、まるで子猿のようだった小さな頃の息子と

ひょいひょい、困難を乗り越えていくそうべいがダブったのよね~。

じっとしてない男の子の子育てはラクではなかったけれど、

考えるより先に、ひょいひょい動き、かなり個性的な仲間を巻き込んで

針の山さえ「ちゃんりん ちゃんりん」てっぺんまで登ってしまう、

軽業師のそうべいは、あの頃の私と息子の、スーパーヒーローだったのだ。

世の中、けったいなウイルスが広まってますが、

「わしは、かるわざしのそうべいや

こんなもん、なんでもないこっちゃ」

自分のできることを信じて、ひょいひょい、渡っていきまひょ。

スーパーそうべいに

元気をもらった朝でした。

(写真は)

こちらはJimmy’sの

「スーパークッキー」

ナッツやフルーツ、チョコが

ぎっしりのソフトクッキー

沖縄版リッチなカントリーマーム?