変わらぬマチグヮー

時の流れとともに

建物は変わっても

温かな触れ合い

懐かしい賑わいは

変わらぬマチグヮー

先月の週末2泊3日滞在40時間の沖縄弾丸実証実験ツアーを決行。

感染対策を十二分に講じて、4年ぶりの沖縄と訪ねました。

時間は限られていましたが、「見せる復興」が進む首里城、

読谷村の「やちむんの里」、世界遺産「座喜味城跡」などを巡り、

思い出の「BACAR OKINAWA」最後の晩餐も楽しめました。

あっという間に旅立ちの朝。

飛行機が飛び立つのはお昼過ぎ。ギリギリまで沖縄時間を楽しむべく、

最終日の朝のお約束、マチグヮー=市場でのお買い物へ。

2019年夏に老朽化による建て替えのため、仮設店舗に移転した

那覇の台所「第一牧志公設市場」を訪ねました。

既に解体から再建工事へが進む旧市場前から

「仮設店舗はこちら→」という案内表示を頼りに3分程ほど歩くと、

あ~、あった、ここかぁ、緑のにぎわい広場にあったのね。

仮設店舗ながら「めんそ~れ~」の大きな看板がかかり、

旧市場のどこかにいたような?シーサーもお出迎え。

すっきりした建物の外観は

以前のような混沌とした迷宮っぽさはありませんが、

いざ、中に入ると・・・あれ、あれれ?不思議に懐かしい。

まだ朝の8時半とあって、殆どのお店は開店前なのですが、

ムンと鼻腔をくすぐるあのアジアンな市場の香りが漂っているような。

仮設店舗にありがちな、ペッカペカ、ピッカピカな感じがないのです。

もちろん、床も壁も天井も新しく、照明も明るくなっているのですが、

それぞれのお店の佇まいが旧市場のそれと変わっていないのです。

なんでだろう?

・・・あ、そうか、わかった。

お店使う秤や商品を並べる棚、什器類などがそのままなのです。

鮮魚、精肉、乾物などエリアごとに分かれる構造もそのまま。

すでに開店していた「イユマチ=鮮魚エリア」の店先には

あの、公設市場名物、極彩色の南国のお魚たちが並んでいました。

ああ・・・ほっとした。変わらないマチグヮーだ。

沖縄に来たらこのカラフルなイマイユ(沖縄の鮮魚)軍団に会わねば(笑)。

なんか、大きなミッションを果たしたような安堵感に包まれる。

「ごはん、食べましたか?」「2階で食事できますよ」

売り場のおばさんからおなじみの掛け声がかかる。これも変わらない。

旧市場よりも店舗数は少なくなっていますが、

2階のレストランで1階で購入した食材を調理してもらえるシステムも同じ。

今は朝早いですが、お店が次々と開いていけば、

以前と変わらない、活気ある相対売りの賑わいが聞こえるのでしょう。

お目当ての蒲鉾屋さんや乾物屋さんはまだ開店前、

揚げたてのチキアギや沖縄の鰹節はゲットできませんでしたが、

あ、このお店も、元気だった。「冷やしレモン」の看板も発見。

多くの人に愛されてきた小峰コーヒースタンドも健在でした。

精肉店の店先ではでっかなソーキやてびち、豚の三枚肉、

豚さんのお顔=チラガーにもご対面。

公設市場の映えスポットも、変わっていませんでした。

美味しいものと人があれば、マチグヮーは生き続けるんだ。

雰囲気はそのままの仮設店舗は2022年3月31日まで営業。

翌日の2022年4月1日に新しくなった公設市場に再移転します。

完成予想パースをみながら、1年と5か月後を想像する。

また、きっと、お買い物に来なくちゃ、ね。

建物は変われど、変わらぬマチグヮー。

愛すべき沖縄がそこにある。

(写真は)

牧志公設市場

仮設店舗のイユマチ。

極彩色の映えスポット