阿吽リボーン

戦いで

破壊され

焼け跡の

欠片から蘇る

阿吽リボーン

「沖縄戦で破壊 仁王像を復元」。

沖縄の人々はあきらめなかった。

今朝の朝刊記事を読みながら心から感動しました。

琉球王国時代に王家の菩提寺に建立され、太平洋戦争末期の沖縄戦で

破壊された仁王像が76年ぶりに復元されたというニュースです。

復元されたのは「阿形像」と「吽形像」の一対の仁王像。

高さ2.5メートルの筋骨隆々とした雄々しいお姿の写真を見て

そしてこの逞しい2体の阿吽像にまつわる物語を知り

沖縄への想いをさらに深くしました。

15世紀に建立された仁王像が戦前まで首里城の北側にある、

王家の菩提寺だった国宝円覚寺の門の左右に安置されていましたが、

激しい沖縄戦で破壊されてしまいます。

しかし、戦後、住民や学芸員が焼け跡から

足や手の一部など13点を拾い集めていたのだそうです。

このわずか13点のかけらを頼りに

沖縄県立博物館・美術館による復元事業が始まりました。

放射性炭素年代の測定から像の素材は沖縄には自生しないカヤの木と特定。

腕や胸元の筋肉や血管のリアルな表現から、京都を拠点とした仏師集団

「院派」による作品の可能性があることも突き止めました。

一切破片が残っていなかった顔も国内の院派の仁王像の調査などで

特徴を絞り込むなど英知を傾けた努力を続け、今年3月、

当時の素材や技術まで限りなく再現する「模造復元品」となる

「阿形像」「吽形像」2体が完成したのでした。

「鉄の暴風」と呼ばれた壮絶な地上戦でたくさんの命が失われ、

多くの住民が家や財産を焼き尽くされ、貴重な文化財も破壊された沖縄。

それでも、人々は、焼け跡から、大切な像のかけらを拾い集めた。

一つ、また一つ、仁王像の足や腕や胸だったかもしれないかけらを、

まだ戦火の熱を残しているかのような破片をそっと手に取ったのだ。

そして76年ぶりに阿吽像が蘇った。

誰よりも、どこよりも早く沖縄の人々に見てほしい。

・・・のですが、沖縄での初公開は新型コロナウイルスの感染拡大で

9月まで県立博物館・美術館の閉館が続いていたため、

10月19日からの九州国立博物館での公開が初のお披露目となるのだそうです。

う~ん、コロナが、恨めしい。

沖縄の人々にこそ、まず最初に復元された仁王像を見てほしかったなぁ。

仁王様も、決してあきらめず、焼け跡からかけらを拾い集めて、

復興に向けて立ち上がった沖縄の人々に早く会いたかっただろうなぁ。

首里城は地上戦で、さらに先の火災と二度炎に包まれ焼失しました。

今回の復元事業は、被災した琉球王国時代の文化財の修復・復元にとって

とても貴重な体験となり、今後大きな貢献を果たしことでしょう。

焼き尽くされても炎の中から立ち上がる強靭な魂に敬意を。

琉球王国の時代から

2021年秋に蘇った

阿吽リボーン。

いつか沖縄で会いたい。

(写真は)

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