夕顔ドリンク

されどなほ

夕顔といふ名ばかりか

その実までも超いとをかし

まじ美味い♪

夕顔ドリンク?

初秋の我が家に到来したデカい「夕顔」。

3分の1カットで30cm超え、本体は推定1m超の巨体に驚愕。

干瓢の材料として知られますが、

実は昔から淡白でクセがない上品な野菜をして

さまざまなお料理で食べられているのだそうです。

清少納言さんが花の優美な姿と巨大な実のギャップに

名前は「いとをかし」だけれど、

実はもうガッカリ、ぶち壊し「いとくちをしけれ」と

枕草子に赤裸々に(笑)に綴っておりましたが、

金曜ごはんで名誉挽回レシピに挑戦しましたよ。

夕顔はウリ科の野菜、ってことは冬瓜と同じお仲間。

沖縄ではよく食べられるポピュラーな冬瓜は

おだしを効かせたそぼろあんかけ煮にすると美味、

よし!決まった、未知なる夕顔で作ってみよう♪

まずは薄緑のミサイル?のような夕顔の皮を

包丁で厚めに白い実だけになるように剥いていきます。

そして巨体をまずは縦に二分割、おお~、種があらわれた。

真っ白なワタに包まれた様子は、巨大なゴーヤーって感じ。

なので、ゴーヤーと同じ要領でスプーンで種を取ろうとしますが、

これが・・・なかなか厄介、柔らかでふわふわした果肉に

ベージュ色の種が食いこんでいて、なかなか難しい。

力を入れれば果肉がつぶれそうで、慎重に種をとる。

よ~し、ようやく真っ白な果肉部分だけになった。

身ぐるみ剝がされた(笑)夕顔を食べやすくカットしたら、

味醂、醤油少々、お塩で味を調えたおだしに投入。さっと煮立ったら、

鶏ひき肉を固まらないように、菜箸で捌きながら加え、

あくを取って落し蓋をして煮込みます。

15分程したところで、夕顔のゴキゲン伺い。

う~ん、白い実が柔らかく透き通ってきた、いい感じ。

ここで水溶き片栗粉をそ~っと加えてとろりとあんかけに、

最後に生姜のしぼり汁を加えたら完成。

白釉のやちむんの器に盛り付け、青葱をちらしましょう。

おおお~なんともお上品な初秋の一品ではありませんか。

「夕顔のそぼろあんかけ煮」

さあ、召し上がれ♪

とろとろ熱々の鶏そぼろあんかけをまとった夕顔をパクリ。

うっまぁぁぁぁぁ~い!!!

おだしと鶏のうまみを全身で受け止めた夕顔の食感といったら

とろりとろとろ・・・お口に入れたとたんにあえかに溶けていく。

「う・・・うまい・・・コレ・・・飲める・・・!」

夫が食卓の向かいで、夕顔の魅力にノックアウト、悶えていた。

確かに冬瓜とよく似ていますが、冬瓜よりも柔らかく、さらにはかなく、

「夕顔」という優美な名前の通りに、いとおかし。

「されど、なほ夕顔といふ名ばかりは、をかし」。

デカい実は残念だけど、やっぱり名前は素敵よねと

清少納言さんはフォローしておりましたが、いやいや、どうして。

その巨大な実もなほ、いとをかし、めっちゃ美味しいですよ♪

平安時代にもウーバーイーツがあったらな。

清少納言さんのおウチまで

我が家特製の「夕顔のそぼろあんかけ煮」お届けしたのにな。

枕草子の中身、ちょっと変わったいたかも???

(写真は)

「夕顔のそぼろあんかけ煮」

繊細で上品でとろとろで

コレ、飲めます(笑)

夕顔ドリンク?