カボタの思い出
オバタン
カボタある?
おばあちゃん
かぼちゃおいしかったよ
カボタの思い出
シルバーウィーク、なんだそうだ。
9月下旬の敬老の日と秋分の日を含む秋の連休のこと、
春のゴールデンウィークに対して名づけられたようですが、
今年は今日9月18日(土)から23日(木)のあたり、ですね。
カレンダーの上では5連休になりませんが、
この週末の3連休、秋のおでかけしたいところですが、
予想される冬の第6波をなるべく小さくするためにも
基本、おウチ時間を楽しむことにいたしましょう。
そんなシルバーウィーク前日の秋の金曜ごはんはやはり和食系。
ご近所スーパーにこの秋収穫された北海道産のかぼちゃが入荷していたので
迷わずゲット、今季初の道産かぼちゃの煮物にしたてました。
食卓に黄金色のかぼちゃの煮物があると、それだけでほっこり幸せ。
小さな頃から、かぼちゃ、大好きだったな~。
母が作ってくれたおだしが効いた甘じょっぱい煮物を思い出します。
お醤油色した煮汁とかぼちゃをスプーンでつぶして混ぜて
とろりと濃い目のポタージュみたいにして食べてたっけ。
ちょっとお行儀が悪いのに、母はとがめず好きに食べさせてくれたな。
それから、もうひとつ大好きなかぼちゃの思い出がある。
旧早来町の母の実家で食べた、でっかなかぼちゃの塩茹で。
母方のおばあちゃんが畑で穫れた昔ながらのかぼちゃとじゃがいもを
大きな鍋で一緒に豪快に塩茹でしてくれたものだ。
「大草原の小さな家」みたいな赤い屋根のおうちの前の庭で
いとこたちなど大勢でわいわい言いながら食べた記憶がある。
めいっぱい遊んだ後に搾りたての牛乳と頬張ったかぼちゃは最高のおやつ。
今ほど糖度は高くなかった昔のかぼちゃだったけれど、
ちょっと塩気がきいていて、ねっとりほっこり、美味しかったなぁ。
食いしん坊で知られる俳人の正岡子規もかぼちゃ好きだったようです。
父の実家の伯母がこんな思い出を語っているそうです。
幼い子規が遊びに来て御飯時にお膳を出すと
「オバタン、カボタ、あるかな」と言って一同を喜ばせたのだとか。
まだよくまわらない口で「カボタ」を所望する幼子。
めっちゃ、かわいい。
病に苦しみ、長く床に伏せながらも強靭な創作意欲を持ち続けた子規。
秋の収穫時、「カボタ」の思い出が蘇る瞬間があったのかもしれませんね。
豪快な塩茹でかぼちゃを作ってくれた祖母はとっくに空の上。
甘じょっぱい煮物を作ってくれた母も年老いて
今は台所に立つのもかなわなくなりました。
ことこと、かぼちゃを炊きながら、「カボタ」の思い出に
ちょっとセンチメンタルになる秋の夕暮れ。
・・・しかし、ここで、一句が・・・出ない(笑)
俳句の才能は望めない。
が、かぼちゃの煮物は
我ながら、美味しかった。
(写真は)
今季初の北海道産かぼちゃの煮物。
北海道の生産量は全国半分を占める。
かぼちゃ王国なのだ♪

