ワインの憂鬱

待ち遠しい

実りの秋

なのに

ちょっとブルー?

ワインの憂鬱

「暑さ寒さも地球温暖化?」

朝刊の金融・経済面のコラム記事に目が留まりました。

ついつい難しい経済専門用語が並ぶ記事はスルーしがちなのですが、

今朝は、思わず、食いついてしまいましたよ。

さらに見出しが続きます。「豪雨に熱波。ワインは霜害で歴史的不作に」。

世界各地で異常気象が頻発、ドイツやベルギーで大洪水が発生、

地中海沿岸の南欧諸国は猛暑に見舞われ,シチリア島では

ヨーロッパの史上最高気温を超す48.8℃を観測、

ギリシャでは山火事が相次ぎ、2週間で10万haが消失しました。

異常気象は世界有数のワインの産地も直撃。

フランスの農業・食料省統計局は2102年の国内ワイン生産量が

前年比24~30%減の32億6000万~35億6000万ℓという

「歴史的な低水準」にとどまる見通しを明らかにしました。

最大の要因は4月上旬になっての遅霜。

発芽の早いシャルドネやメルロなどの品種を直撃、

シャンパーニュ地方で30%のブドウが被害を受け、

その大半をシャルドネが占めたということです。

シャルドネ!

大好きなブドウ品種ではありませんか!

ワインやスプマンテを選ぶとき、迷ったらシャルドネ買いしてるのよ、

香り高く、すっきり、繊細な味わいが魅力の品種、なのに・・・

春になっての季節外れの遅霜に凍えていたなんて・・・。

フランスのドノルマンティー農相は

農家が遅霜に見舞われた直後、

「21世紀初頭の最大の農業惨事」と表現したそうです。

人生にワインは欠かせないお国柄、歴史的な不作は、まさに惨事。

ブドウ畑が美しく色づく実りの秋を前に

フランスをはじめ欧州の人々にとってはさらに憂鬱な秋となりそうです。

世界を襲ったパンデミック、そして異常気象。

今まで通りの暮らしを享受できない日々の終わりは見えません。

しかし、異常気象の原因は「地球温暖化の影響」という見方が支配的。

温室効果ガスの排出をゼロにするカーボンニュートラルに向けた取り組みが

今後の地球環境の悪化を食い止められるかどうかのカギとなっています。

つまり、人間の活動がそのカギを握っているわけです。

感染対策と同じように、一人一人の行動が、大切なんだなと思いました。

ワインは人を幸せにする。

香りや味わいを享受するだけは申し訳ない。

ワインの憂鬱をはらせるのは、人間、なんだね。

気がかりな実りの秋を前に、考える。

(写真は)

伊万里の葡萄園から届いた

美しい宝石

赤系のヴァイオレットキング

欧州のシャルドネにエールを送る。